スポーツにバナナ 「熟れっ子バナナ」と一緒なら、もっと動ける、もっと楽しい

2008.10.10 159号 04面
「バナナときなこのげんきジュース」

「バナナときなこのげんきジュース」

「バナナきなこロールサンド」

「バナナきなこロールサンド」

 スポーツの秋。運動好きな人にバナナ好きが多い理由とは? 管理栄養士の殿本祥子さんに聞きました。

 1984年のロス五輪で、米国選手団が120トンものバナナを持ち込みメダルラッシュになって以来、スポーツフードとしてバナナが脚光を浴びるようになりました。マラソンやテニスの選手が試合中に食べる姿もよく見られますよね。バナナがスポーツ時にオススメな理由として、バナナに含まれる3つの成分に注目してみましょう。

 1つめは、身体のエネルギーとなる「糖分」。バナナには、ブドウ糖、果糖、しょ糖など多種類の糖質が含まれています。糖質は種類によって体内でエネルギーに変わる速さが異なるため、バナナは即効性にも持続性にも優れ、運動に必要なエネルギー補給に適した食べ物といえます。

 2つめは、エネルギー効率を高める「ビタミンB群」。中でもバナナはビタミンB6の含有量がフルーツの中でも豊富なことで知られています。

 3つめは、消化や代謝など生理作用に関わる「酵素」。バナナには糖質の消化を促す酵素・アミラーゼが含まれています。話題の”バナナダイエット“も、この酵素の働きを活用したもの。酵素は加熱に弱いので、生で食べることがポイントです。

 バナナには他にもビタミンやミネラル、食物繊維など多種の栄養素が含まれ、おいしさや携帯性、食べやすさの面でもスポーツシーンに適しています。

 ◆バナナで元気レシピ 「+きなこ」でバランスアップ

 ○「バナナきなこロールサンド」

 バナナの甘みにきなこの香ばしさとこくがベストマッチ! きなこを加えることで、バナナの栄養成分に加えてタンパク質やカルシウム、食物繊維量などが増し、バランスがより良くなります。ピクニックや行楽、ふだんのおやつにもおすすめ。

 〈材料・2人分〉

 ・バナナ…………2本

 ・サンドイッチ用食パン…………2枚

 ・きなこ……大さじ4

 ・砂糖………小さじ1

 ・バター……大さじ1

 〈作り方〉

 (1)パンの片面にバターを塗る。少ししっとりさせるため、バターを塗った面を2枚ずつ重ね合わせ、固くしぼったぬれぶきんで包みしばらく置く。バナナはパンの大きさに合わせて切る。

 (2)きなこと砂糖をまぜ合わせる。

 (3)(1)のパンを1枚ずつラップの上にのせ、バターを塗った面に(2)をかけバナナをのせ、手前からロール状に巻いて、両端をひねる。

 ★バナナが大きい場合は縦半分に切って巻きましょう。

 ★1口サイズに輪切りにして盛り付けても素敵。

 エネルギー(1人分)/233kcal

 ○「バナナときなこのげんきジュース」

 〈材料・2人分〉

 ・バナナ……………2本

 ・きなこ………大さじ4

 ・牛乳…………カップ2

 〈作り方〉

 (1)一口大に切ったバナナと、きなこ、牛乳を合わせミキサーにかける。

 ★食べ頃の「熟れっ子バナナ」を使用すれば、そのままで甘さも十分。

 ★皮に黒い斑点が現れたら熟して食べ頃のサイン。

 エネルギー(1人分)/271kcal

 ◆「+ひと手間」で幸せアップ フルーツアーティスト・平野泰三さんに教わるバナナカッティング

 バナナは皮をむいたり切ったりすると褐変します。飾り切りする時は皮を活かし、果肉は中に入れたまま手早く切ったり、レモン汁をまぶすなどで変色を防ぐのがコツです。

 ○「バナナボート」

 (1)バナナは転がらないよう、底になる部分の皮を水平に切る。

 (2)枝つき側から皮の筋にそってU字型に切り込みを入れる。

 (3)切った皮をめくり丸めて楊枝で止め、果肉に斜めに切り目を入れる。

 『完全保存版 フルーツ・カットテクニック』(講談社・平野泰三著)から

 ◆おいしさ・大きさ・甘さたっぷり セレブnaバナナ「熟れっ子バナナ」の4つのこだわり

 (1)高地にある農園で栽培

 (2)水はけが良い斜面を中心とした適地で栽培

 (3)大房の部位だけを選定

 (4)時間をかけて熟成加工

 ・「熟れっ子バナナ」は、フィリピン・ミンダナオ島の標高約550~900m、日当たりと水はけの良い山の農園で栽培されている。

 ・自然との共存を重視し土壌に適した有機質肥料を中心に化学肥料とあわせ施肥。

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