ほっとコーヒータイム(30)コーヒーの「泡立ち」は新鮮の証

2010.06.10 179号 06面

 レギュラーコーヒーをペーパードリップでいれる時、コーヒーの粉に湯を注ぐと泡が立つのはなぜでしょう。

 泡立ちの正体は、豆を焙煎した時に生じた炭酸ガスです。焙煎したコーヒー豆には小さな穴が無数に開いており、その穴に豆から発生する炭酸ガスが潜んでいます。湯を注ぐと、粉が湯を吸って膨らんでガスを押し出し細かい泡が生じるのです。

 この泡立ちはコーヒー豆が新鮮な証拠で、おいしさのバロメーターといわれています。

 炭酸ガスは焙煎後に大量に発生しますが、自然に放出され日を追うごとに減っていき、同時に香りの成分も失われます。また、日が経つにつれコーヒー豆の酸化も進み風味が落ちます。泡立ちが悪ければ、その豆が古いと分かるのです。

 コーヒー豆に含まれる炭酸ガスの自然放出は、温度を低く保つことで進行を遅らすことができます。家庭で保存する場合も、1ヵ月以内に飲み切るなら冷蔵、1ヵ月を超えて保存する場合は冷凍保存がおすすめです。コーヒー豆は臭いを吸収しやすいので、冷蔵庫などで保存する際は、密封容器(袋・缶・ガラスなど)に入れておくとより香りが保てます。

 ◆きくのIFCコーヒー ドリップバッグ コロンビアブレンド

 コロンビア豆の特徴でもある「コクがあり、マイルドな風味」をもつ、ほど良い味わい。1パック8g×5袋入り、168円(希望小売価格)※要冷凍・冷蔵品

   *   *   *

 「きくのIFCコーヒー」は、鮮度を重視し、焙煎直後の豆を急速冷凍して、高機能ガス(アロマ)を封じ込める特許製法で作られ、煎りたて・挽きたての鮮度と風味が味わえる。

 ▼めいらくグループお客様相談室TEL0120・668833(9~18時)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: スジャータめいらく