ほっとコーヒータイム(85)サードウェーブコーヒー
アメリカ発の「サードウェーブ(第三の波)コーヒー」が日本に上陸し、注目を集めています。アメリカのコーヒートレンドの第一の波はコーヒー豆の大量生産による浅煎り(いわゆるアメリカン)コーヒーの普及でした。
第二の波はスターバックスなどのチェーン店によるヨーロッパ式深煎り(いわゆるシアトル)コーヒーの普及。
そして、現在の第三の波は品質にこだわる手淹れコーヒーで、主に3つの特長があります。(1)栽培方法や産地にこだわり、コーヒー豆を混ぜない(シングルオリジン)(2)鮮度にこだわり大量生産しない(3)淹れ方にこだわり、バリスタが一杯一杯ドリップで手淹れする。このスタイルは、日本の喫茶店文化の影響を受けアメリカで確立されたとも言われています。
第三の波を、第三次ブームと言い換えれば、コーヒー以外にも、第三次焼酎ブーム、第三次豆乳ブーム、そのほか、餃子、焼き芋、パスタ、ワインなど、ほとんどの食品が転換期を迎え成長発展を遂げ、私たちの生活の中に根付いてきました。もちろん日本のコーヒー産業も、小さな波までカウントすれば、第八、第九の波を乗り越えてのいまと言えるでしょう。
昔ながらの喫茶店、手頃な価格のコーヒーチェーン店、欧米の影響を受けたシアトルコーヒーのカフェ、コンビニのカウンターコーヒー、自動販売機で買える缶コーヒー。家庭用でもインスタントコーヒー、コーヒーメーカーで淹れるドリップコーヒー、一人分のドリップバッグコーヒーなどなど。
時代の趨勢とともに、誰かの工夫、開発、仕掛けをきっかけとして、その時代の社会情勢や人々の嗜好とマッチして起こるのが「波」。さて、次なるコーヒーの「波」はどんなものでしょうね。
●「きくのIFCコーヒードリップバッグ モカブレンド」
モカ豆独特の甘い香りとまろやかな酸味の「モカブレンド」。1パック8g×5袋入、160円(税別)。
※要冷凍・冷蔵品
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「きくのIFC」は、一般的に流通時の破袋防止のために行われる焙煎豆のガス抜き処理をせず、焙煎後低温保管し48時間以内に包装することでアロマを封じ込めるので、豊かな香りが広がり、健康効果も期待できます。
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