ヘルシートーク:パン研究家・日々のパン代表 吉永麻衣子さん

2025.04.01 357号 05面
『ただ材料を混ぜるだけ、発酵は冷蔵庫におまかせ!簡単もちふわドデカパン』 吉永麻衣子著/新潮社 定価:各1,650円(税込)

『ただ材料を混ぜるだけ、発酵は冷蔵庫におまかせ!簡単もちふわドデカパン』 吉永麻衣子著/新潮社 定価:各1,650円(税込)

『前の日5分→朝10分で焼きたて!簡単もちもちスティックパン』 吉永麻衣子著/新潮社 定価:各1,650円(税込)

『前の日5分→朝10分で焼きたて!簡単もちもちスティックパン』 吉永麻衣子著/新潮社 定価:各1,650円(税込)

本の中身ちょっと拝見:野菜炒めを活用する「野菜炒めドデカパン」

本の中身ちょっと拝見:野菜炒めを活用する「野菜炒めドデカパン」

本の中身ちょっと拝見:ドデカパンはサンドイッチにもぴったり♪

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本の中身ちょっと拝見:野菜を練り込んでつくるスティックパンは、野菜嫌いな子にもおすすめ!

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 ◇トースター、フライパン、魚焼きグリルでも焼ける!とにかく簡単でおいしい“ドデカパン”

 4月17日(木)~19日(土)に開催される体験型食の祭典「HOBBY COOKING FAIR 2025」。このイベントに出演するパン研究家・日々のパン代表の吉永麻衣子さんに、大人気の「ドデカパン」をおいしくつくるコツや野菜にまつわるお話を伺いました。

 ●生地をこねる必要なし!スプーンでぐるぐる混ぜるだけ

 子どもたちが幼い頃、「パンだけは手作りしてあげたい」という想いがあり、ハードルが高いなぁと感じながらもパンをつくっていたんです。でも、主人は出張が多く、ほぼワンオペ状態。パンを焼いても小さな子どもたちはそう多くは食べられないし、オーブンを使うのも予熱を待っているのが大変で…。

 そんな時、ふと、トースターで生地を焼いてみようと思ったんです。スティック型にして焼くと驚くほどおいしくて!何度焼いてもおいしくできるので「この作り方を世の中の人に伝えなければいけない」と、勝手に使命感を持ってしまったほど(笑)。それから、トースターを使って生地を焼くようになりました。スティック型のパンは、子どもが食べやすく、ベビーカーや車の中でもパラパラと落ちないので、ママたちの間でも人気だったんです。でも、「パパが食べるにはスティック型の必要はないよね」という話になり、考えついたのが「ドデカパン」です。当初は、ボウルを使って手でこねていたのですが、「お風呂上がりにクリームを塗った手でパンをこねられない」という声があがり、取り入れたのが高加水(水をたくさん含む)パンの手法。手でこねなくても、もちっとしたパンに焼き上がるんです。

 ドデカパンの作り方はいたって簡単。密閉容器に材料を入れて、スプーンでぐるぐると混ぜ、冷蔵庫でひと晩寝かせたら、朝、生地を三つ折りにしてトースターで焼くだけです。手も汚れないし、通常必要なボウルやパンこね台もいらないので、洗い物が劇的に少なくてすむんです。

 ●野菜や果物を使ったドデカパンもオススメ!

 「ドデカパン」というネーミングは、トースターで“どでーん!”といっぺんに大きく焼けて、パンを取り出した時にインパクトがあるのが由来です。

 トースターはもちろん、フライパンや魚焼きグリルで焼くことができるのも特長の一つ。トースターを使うとふんわりした食感で、中はしっとりとした焼き上がりに。フライパンで焼くと、見た目は“おやき”のようになるのですが、表面はカリッと、中はふんわりしてフランスあんパンのような食感になります。ただ、焦げやすいので、火加減に注意しながら焼くのがコツです。

 魚焼きグリルを使う場合は、表面が乾燥してきたら、アルミホイルをかぶせるのがポイント。表面が焼けたからと思って取り出してしまうと、中がまだ焼けていないので、レシピに記してある時間を守って焼いてくださいね。

 野菜や果物を使ったドデカパンも人気です。野菜炒めを生地にのせて三つ折りにして焼き上げる「野菜炒めドデカパン」や、ドデカパンにキャロットラぺをのせたサンドイッチ、好みのフルーツをのせてつくるフルーツサンドもおいしいですよ。

 長男が野菜を食べないことが気になっていた頃、考案したのが生地に野菜を練り込んだスティックパン。ゆでたブロッコリーや小松菜、さつまいも、すりおろした生のにんじんなどを練り込めば、野菜嫌いな子も、意外と食べてくれると思います。いまの季節は、春キャベツをみじん切りにして生地に練り込むのもおすすめです。

 ●葉野菜たっぷりサラダがひとりランチの定番

 生野菜が大好きで、冷蔵庫にはベビーリーフやルッコラなど少しクセのある葉野菜を常備しています。大きな皿に葉野菜をたっぷりのせ、その上にキャロットラぺや蒸したチキン、アボカド、トマト、さらに炊いたもち麦をトッピングしたサラダが、家でひとりランチをする時の定番です。オリーブオイルと塩で食べると、葉野菜のおいしさが存分に味わえるんですよね。

 「パン作りは材料を揃えたり、計量するのが面倒くさい」という声が多かったことから、考案したのが計量不要のオリジナルミックス粉「麻衣子のMy粉大麦粉mix」。国産の強力粉、食塩、砂糖などをブレンドしているので、水とイーストがあれば簡単にパン生地がつくれます。また、焙煎された大麦粉を配合しているので、香ばしさともっちりとした食感、ほんのりした甘さも味わえるんです。

 「日本中の親子に、一度はパン作りを体験してもらいたい」という想いから取り組んでいるのが、日々のパンの出張パン教室です。私と同じ想いを持つ全国にいる280人の講師が、各地の幼稚園や保育園などに出向いて開いています。

 アレルギー対応が必要な時は、牛乳を豆乳に代用しています。また、日々のパンのレシピには、グルテンフリーの米粉レシピがある他、150種の小麦レシピのほとんどは、乳と卵のアレルギーに対応できます。パンには必ず卵や乳が必要だと思い込んでいるお母さんたちも多いので、手作りすることでお子さんに合わせた材料でパンをつくってあげられることを伝えていきたいですね。パン作りを通して、親子のコミュニケーションが深まり、子育てに追われるお母さんたちの気持ちが、少しでもポジティブになればいいなと思っています。

 ◆プロフィル

 よしなが・まいこ 2003年に一般企業入社。法人営業や営業戦略、新規事業立ち上げを経験後、パンの世界へ。専門学校講師、カフェキッチン、日本ヴォーグ社ハッピークッキングの立ち上げなどを経験し、自宅にてパン教室をスタート。忙しいママでも毎日焼けるパンが好評に。現在はオンライン講座を中心に、外部での講師やレシピ提供、書籍の出版など幅広く活動中。近著に『パンどろぼうのせかいいちかんたん 子どもとつくるパンレシピ』(KADOKAWA)など、著書多数。

 ●Book

 『ただ材料を混ぜるだけ、発酵は冷蔵庫におまかせ!簡単もちふわドデカパン』

 『前の日5分→朝10分で焼きたて!簡単もちもちスティックパン』

 吉永麻衣子著/新潮社 定価:各1,650円(税込)

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