秋田県八峰町、キキョウ栽培で食品原料の消費拡大を目指す
門脇朝哉副課長
秋田県八峰町は10日、東京都内で開催された「薬用作物の産地化に向けた地域説明会および相談会」で薬用作物のキキョウ(桔梗)について、漢方薬の生薬用途と併せて食品原料の消費量を高めていくことが生産拡大に重要との認識を示した。
同町は、医薬基盤・健康・栄養研究所薬用植物資源研究センター筑波研究部和歌山圃場が12年に廃止されたことに伴い、翌年にキキョウ株の譲渡を受け、町による栽培実証を開始。15年に地元農家による試験栽培をスタートし、19年にキキョウ生産組