遠藤食品、みやま食品工業から「さくら大根」の事業承継

農産加工 ニュース 2019.05.29 11883号 02面
さくら大根45g

さくら大根45g

(前列)遠藤栄一社長(右)と深山喜一社長、(後列)遠藤悠里開発担当(右)と高橋義則東京営業部課長

(前列)遠藤栄一社長(右)と深山喜一社長、(後列)遠藤悠里開発担当(右)と高橋義則東京営業部課長

遠藤食品は4月末日付で、みやま食品工業から「さくら大根」の営業権を取得し、ゴールデンウイーク開けから製造販売を開始したと24日、発表した。さくら大根は類似品も含め、他社では製造しておらず独占市場。17年にはさくら大根に先駆け「スモモちゃん」の事業を継承し、これを機に駄菓子市場に参入した。みやま食品工業の設備の老朽化、後継者問題などがあったが、同社の伝統の味と60年以上続くブランドを残したいという両社の思いから、円満に事業承継した。

遠藤食品はショウガ製品を中心に特に業務用で強みがあり、寿司ガリ、紅ショウガなど多くのユーザーを抱えている。遠藤栄一社長は駄菓子業界について「楽しいもの、インスタ映えするものといった話を聞く業界。今までは、そういった言葉は聞いたことがなかった」と業界の違いについて述べた。

さくら大根は調味、デザイン、深絞り包装などみやま食品工業時代と変更することなく引き継ぎ、1日2万パックを生産している。NBの「エンドー」ブランドでは45g入りと180gのカップ入り、PBは45g入りと90g入りの4アイテム。遠藤社長は「私たちの作る愛する製品が2アイテム増えた。ありがたいこと。長年のノウハウもいただけるのはありがたいこと。全く同じものを引き継ぎたかった」と述べた。

さくら大根はスモモちゃん同様、甘酸っぱい調味で、東京都内の駄菓子卸に販売してきた。1957年、当時、みやま食品工業で製造していたたくあんの切れ端がスモモの調味液に落ち、偶然調味されてしまったことから生まれた。

みやま食品工業は、現在市中にある商品の賞味期限が切れる10月中ごろに廃業する。深山喜一社長は「スモモちゃんが第1弾。第2弾がさくら大根とお願いをして遠藤社長には快く引き受けていただいた」と述べた。(小島麻由美)

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