ベトナムで豚コレラ拡大 タイ当局も警戒

財閥大手CPグループのタイ国内にある養豚場。中国やベトナムからの感染が広がらないよう、予防に力を入れている=提供写真

財閥大手CPグループのタイ国内にある養豚場。中国やベトナムからの感染が広がらないよう、予防に力を入れている=提供写真

 日本でも広く報じられているウイルスによる家畜伝染病「豚コレラ」の感染被害が、今年2月以降、東南アジアのベトナムで広がっている。昨年8月に初めて感染が見つかった北隣の中国から何らかの形でウイルスが運ばれたと見られているが正確な感染ルートも効果的な予防策も見つかっていない。陸上で国境を接するインドシナ半島の周辺諸国では不安を募らせており、同様に豚の消費量が多いタイでも農業・協同組合省畜産局が感染の伝播や汚染された豚肉の国内持ち込みを防止しようと水際対策を続けている。(バンコク=

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