伊那食品工業、棚田米で日本酒造り 地域文化守り発信
【長野発】伊那食品工業は9日、中川村の「飯沼の棚田地域振興協議会」と「棚田パートナーシップ協定」を結んだ。「飯沼の棚田」は、ぱぱな農園が22年から保全・営農活動に取り組んでおり、米澤酒造がこの棚田米だけでつくる日本酒「おたまじゃくし」の酒米などを育てている。
「14年にグループとして酒蔵を引き継いだ時、『おたまじゃくし』だけは何としても残していくと誓った」と、米澤酒造の社長も兼務する塚越英弘社長。コメ価格の高騰を受け、酒米から主食用米に作付けを転換