レンジ調理しても食感を維持するパン粉へのオーダーが増えている
2022年のパン粉市場は家庭用は数量ベースで減少、コロナ禍に落ち込んだ業務用は回復傾向にある。主原料の小麦粉のほか、油脂やイーストなどの副原料、エネルギー、運送費など大幅にコストが上昇する中、業界は7月をめどに4回目の値上げに踏み切る。値上げ額は乾燥パン粉1kg当たり20~35円、生パン粉同15~25円。企業として経営が成り立つために必要不可欠な利益を確保するためにも、今回は確実な価格転嫁が求められる。(三井伶子)
●確実な価格転嫁を
業界はこの2年間で4回目の値上げ