長野・山梨地区夏季特集

長野・山梨地区夏季特集:農産加工=観光・土産ニーズ激減 内食化など追い風も

農産加工 2020.08.21 12101号 08面
地元の果実・野菜を使ったジュース、ジャムなどは甲信エリアの食を代表する農産加工品=19年5月、寿高原食品「ジャム祭り」

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なめ茸を使った恒例の長野興農・親子料理教室も今年は中止に=19年の料理教室会場

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多様な商品展開で農産加工メーカーは需要創出を目指す=ナガレイの19年夏季フェア、マル井の展示ブース

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 豊かな自然に囲まれた甲信エリアは、野菜・果実原料の宝庫。長野県は加工用トマトやエノキ茸、本わさび、山梨県はブドウ、桃などの生産量日本一を誇る。こうした農産物を原料に、地域の農産加工業は食品製造業を黎明期からリード、日本ワインやなめ茸、こうや豆腐など、こちらも国内トップシェアに立つ多彩な製品を送り出している。観光立県の両県にとって、ジャムやジュース、ワイン、漬物などの農産加工品は観光需要の大きな柱。その売上げがコロナ禍による消費者の外出自粛、外食やホテル・宿泊業、土産物店など

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    長野・山梨地区夏季特集

    総合

     長引いた梅雨から一転、厳しい残暑が続いている甲信エリア。今年は、新型コロナウイルスの感染拡大と直面する異例の夏。富士山、軽井沢など国内有数のリゾート地を持つ長野、山梨両県にとって、観光需要を中心とした経済的なダメージは […]

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