200年近くにわたって続く長野県茅野市の角寒天づくり。気候温暖化や後継者不足に苦心しながらも「寒天の里」の灯を守っている(2023年1月撮影)
400年近い歴史を持つ寒天。最新の工場設備で製造される粉末寒天やフレーク寒天、昔ながらの冬季天然製造がメーンの角(棒)寒天、細(糸)寒天に分けられ、豊富な食物繊維による健康機能性や物性開発の進展が切り開く新市場など、伝統と先進性を兼ね備えた多彩な価値を持つ。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大から、およそ3年半。需要の大きなウエートを占める和菓子原料などを中心に、寒天市場も大きなダメージを負ってきたが、今春から鮮明になった社会経済活動の“ウイズコ