長野県缶詰協会・創立60周年特集

◆長野県缶詰協会・創立60周年特集:信州食品産業をリード 変化とらえ新時代へ

缶詰 特集 2024.09.27 12829号 06面
長野県が誇るリンゴとシャインマスカット(JA全農長野提供)

長野県が誇るリンゴとシャインマスカット(JA全農長野提供)

機械収穫された加工用トマト。農家の高齢化・減少が深刻化する中、長野県缶詰協会とその会員企業、JA全農長野、県などは連携して栽培・収穫の機械化に向けた研究に取り組んでいる(写真はゴールドパック提供)

機械収穫された加工用トマト。農家の高齢化・減少が深刻化する中、長野県缶詰協会とその会員企業、JA全農長野、県などは連携して栽培・収穫の機械化に向けた研究に取り組んでいる(写真はゴールドパック提供)

長野県内の農産加工業から精鋭17社が集まった長野県缶詰協会(第60回定時総会より)

長野県内の農産加工業から精鋭17社が集まった長野県缶詰協会(第60回定時総会より)

 長野県缶詰協会は、今年2月で創立60周年を迎えた。豊富な果実野菜や水資源に支えられ、信州の食品産業を黎明期からリードする農産加工業。その精鋭企業17社が集まった同協会は、前身から数えると約80年にわたり製造技術の向上や消費拡大、原料の安定調達に向けて研さんを重ねている。高度経済成長からバブル期とその崩壊、長きにわたるデフレ不況、そしてコロナ禍と激動の60年を経て、多様化が進んだ食の姿。相次ぐ異常気象がもたらす不作や“農業離れ”による原料農産物の減産、世界的な需給変化と為替変

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