健康訴求とメニュー・用途提案の両輪で需要開拓を目指すこうや豆腐業界
およそ800年の歴史を持つ伝統食品、こうや豆腐。精進料理の「疑似肉」食材などとして全国に広がり、現在は主に家庭の乾物食品として親しまれている。ただ、食の多様化や調理の簡便志向などを背景に、需要基盤は沈下傾向が続く。
こうした中、メーカーでつくる、こうや豆腐普及委員会は、新たな価値の創出に取り組んでいる。一つは、こうや豆腐由来のレジスタントタンパク質などが持つ健康機能の訴求。メーカー・業界らの研究により、これまでに血中のいわゆる悪玉コレステロール値を