伊那食品工業グループ、広がるコメ作り 遊休農地を活用 社員らの備蓄米にも

長野県中川村の「飯沼の棚田」で田植え作業を行う伊那食品工業グループの社員たち

長野県中川村の「飯沼の棚田」で田植え作業を行う伊那食品工業グループの社員たち

20年7月に開設したぱぱな農園の精米所。栽培から収穫、精米、販売と一貫供給を進めている

20年7月に開設したぱぱな農園の精米所。栽培から収穫、精米、販売と一貫供給を進めている

 【長野発】寒天のトップメーカー、伊那食品工業グループのコメ作りが広がっている。農園事業を展開するグループ会社ぱぱな農園は、2018年から地元の農事組合法人と協力して遊休農地で「自分たちが納得できる」(ぱぱな農園)コメの栽培を開始。特別栽培米「養土藻(ようどそう)米」として販売するほか、災害などの緊急時に備え、社員らのために蓄えている。昨夏からの「コメ不足」で現在はストックがほぼない状況だが、塚越英弘伊那食品工業社長は「コメの安定は地域と生活の安定」と話し、生産拡大に取り組む

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