中国漬物工場を訪ねて 中 矢島慶作・ヤジマ食販社長
同行者に早朝たたき起こされ、散歩がてら朝市を見学した。 公営市場は電灯も暗く、品数も少ない。自由市場は新鮮で品数も豊富である。価格はこちらの方が高いが、当然、客足はこちらへ集まる。街頭では、生肉を叩き切って売る人、ビワの計り売り、桃の計り売り、生のワンタン売りなど、小さな台の商店が活況を呈する。その横で、洗濯機を回しながら歯を磨く若い女性がいる。レンガ造りのまだ造成中の建物に、どんどん品物を運び込んで寝泊まりしている人々。「生きる」そのものだ。