（株）新進（東京都千代田区、０３・３８５１・８３７１）は８～９月の二ヵ月間、新製品の「しば漬」をはじめ「特級福神漬」「麺麺メンマ」を対象に、世界のソムリエ・田崎真也氏をキャラクターに起用してテレビＣＭ（写真）の放映を開始する。

「漬物はご飯の友だが、それが食として国際化しない理由でもある」‐‐１３日に行われたＣＭ発表の席で、田崎氏は持論を展開した。日本にはいろいろすばらしい食材や料理、食べ方があるのに固定概念が強すぎ、習慣化してしまっているのが田崎氏にとっては不満である。漬物はその最たるものの一つで、固定概念にとらわれずに洋風料理などに合わせてみると利用範囲が大きく広がるという。「漬物はメーンディッシュの食材になっていいのではないか」と考える田崎氏はそのためにももっと幅広い食べ方の提案をしていきたいと語っている。

今回出演したＣＭについても「食材であり、調味材である漬物」を駆使した「最も短い料理番組」との考えで、自ら包丁を握って漬物をフランス料理、イタリア料理にアレンジしている。

そのレシピはＣＭ対象商品にも記載されているが、「しば漬」を使ったパスタ、「特級福神漬」とバルサミコ酢、オリーブオイルを使った“マグロと福神漬のタルタル”、「麺麺メンマ」を使った“鶏胸肉とメンマのチーズ焼き”の三パターンが放映される。同社が発信する新しい食べ方提案の成果が期待される。

このＣＭはＴＢＳ、テレビ朝日、テレビ東京、テレビ大阪など全国一五局で放映、二ヵ月間で約八五〇本を流す。