MHDモエヘネシーディアジオが提案する氷を入れて楽しむシャンパーニュ
ワイン各社が商品ポートフォリオの変革を急いでいる。家庭用市場では1本1000円以下の低価格品を飲んでいた層の「ワイン離れ」が進み、需要回復は見通せない。3000円程度までの中価格品へと提案の重心を移す企業が増えており、低価格品を中心とした既存のマーケティング戦略は転換点を迎えた。(岡朋弘)
販売が落ち込む低価格帯のワインは、売上げを伸ばせる余地が少ないと指摘する関係者が多く、付加価値を打ち出しやすい1本1000~3000円程度の中価格帯ワインに提案の軸足をシフトする動き