ラテに顔写真を20秒で印刷 食用インクを使って商品差別化

CAFE PRI(カフェプリ)」と印刷したカフェ飲料

CAFE PRI(カフェプリ)」と印刷したカフェ飲料

障がい者福祉事業を展開するオオヤは、昨秋から新たな事業として「フード&ドリンク専用プリンター」による飲食物に写真を印刷して販売する「CAFE PRI(カフェプリ)」を提案しており、差別化を求めるカフェ、外食店、コンビニなどから徐々に問い合わせが増えている。

今後は、結婚式場やイベント会場など、ハレの日の訴求を行うほか、商品の印刷は、カフェ飲料だけでなく、菓子やパン、クッキーなどへの印刷を開発していく。

最大の特徴は、来店客がお気に入りの自画像やアイドルなどの写真など、スマートフォンなどでカフェプリに送信すれば、その画像をラテ系の飲料に、約20秒と短時間で簡単に印刷できるもの。一般的なカフェ飲料と差別化でき、単価アップも期待できる。また、インクは食べても安全な食品添加物の食用インクを使用している。

CAFE PRI(カフェプリ)」と印刷したカフェ飲料

そのほか、店舗では自店のラインなどのSNSを活用して、SNS経由で店のスマートフォンからカフェプリに画像を送信することもできるので、顧客の管理や囲い込みにも活用できる。

同社では、カフェプリの直営店を名古屋市中区の大須商店街内で運営し、商品はカフェオレやミルクティーなど5種をメニュー化し、1杯税込み800円で販売。販売数は1ヵ月当たり約1000杯で経営は黒字を維持している。

同事業は、障がい者の就労支援を目的に設立し、食用インクの補充に関する業務を務めている。

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