イグナス・ホフマナス農業大臣(写真は9日に東京都内で開催された日本―リトアニアビジネスフォーラム)
バルト三国の一つリトアニアは、国土面積が広くないものの、世界へ穀物や乳製品などを輸出する農業大国だ。農薬や化学肥料の使用を抑え、高品質の一次産品や高付加価値の加工品を供給する。そこには旧ソ連からの独立以降続く、急速な技術革新に裏付けられた農業戦略がある。日本とも通じる価値観をベースに、学び合える部分も大きい。同国農業の目指す方向性とこれからの二国間におけるパートナーシップについて、41歳の気鋭・イグナス・ホフマナス農業大臣が日本食糧新聞の独占取材に応じた。(小澤弘教)