USSEC主催米国視察リポート

USSEC主催米国視察リポート:研究機関=ミシガン州立大学 育種プログラムで品質向上

農産乾物 特集 2025.10.08 13011号 13面
米国に3台しかないQソーター。NIRカメラが内蔵してあり、分析できる要素はタンパク質・油分・オレイン酸・サイズ・色・形・へその色の7点

米国に3台しかないQソーター。NIRカメラが内蔵してあり、分析できる要素はタンパク質・油分・オレイン酸・サイズ・色・形・へその色の7点

デチュン・ワン博士(左)の解説で試験ほ場を見学する視察チーム。F1の5つの種のうち3つが発芽した。回収した種子を分析し、F1より高品質の粒がF2として温室で栽培される

デチュン・ワン博士(左)の解説で試験ほ場を見学する視察チーム。F1の5つの種のうち3つが発芽した。回収した種子を分析し、F1より高品質の粒がF2として温室で栽培される

ドローンでデータ収集する場合もあるため、試験ほ場には一定の間隔でドローン用の目印を置いている

ドローンでデータ収集する場合もあるため、試験ほ場には一定の間隔でドローン用の目印を置いている

 ●ミシガン州に見る生産・研究の現状
 ミシガン州立大学(MSU)の作物学農場では教員主導で約25の研究を行っている。扱う作物はコーン、大豆、小麦、乾燥豆、ポテトなどで、育種や土壌の肥沃、疫病といった協調的研究では横断協力する場合もある。大豆育種プログラムチームの中心メンバーはデチュン・ワン博士、ランディ・ローレンス氏、ペイジー・タビット氏の3人。研究では白カビや線虫、根腐病など病虫害に対する抵抗性、高オレイン酸や高タンパク質などの品質特性、多収を目的

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