三菱電機、パルス電界処理を応用 食品加工、飛躍的向上へ

「パルス電界処理装置」でプチトマトをパルス処理

「パルス電界処理装置」でプチトマトをパルス処理

パルス処理をしたフリーズドライのオレンジ(右)

パルス処理をしたフリーズドライのオレンジ(右)

 三菱電機がこのほど、非常に強い電界を短い時間だけ与える「パルス電界処理技術」を応用し、食品加工の能力・効率を飛躍的に向上させる技術・装置を開発した。同技術は食品への熱負荷を低減するため、従来の熱殺菌と比較し、風味や栄養素を十分に保持でき、また、省エネやカーボンニュートラルにも寄与する。数年以内の商業展開を目指す。
 同技術の応用は、農研機構との共同基礎研究で進めており、現段階の主な加工対象は固体の農産物で、切断性や剥皮性、乾燥効率、抽出効率で効果を発

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