収益構造改革は長い間やるものではない。当初から2年間と決めて、味噌事業では計画以上の構造改革ができた。前期に当初業績予想を上回ったのは、豆乳飲料のけん引に加え、味噌で一定の利益を確保できた点も大きい。赤字続きだった味噌事業だが、ようやく黒字化のめどが立った。
いわば、外科手術で大量出血を止めた。止血で財務体質が好転し、成長を遂げる準備が整った。構造改革が一段落し、会社を進化させるべきタイミングでの今回の社長交代。新社長になる稲垣宏之常務には生産基盤
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