永谷園、ニチレイフーズと共同販促 “焼おにぎりのお吸いもの仕立て”レシピ提案
永谷園は12月からニチレイフーズと共同販促を行い、「松茸の味お吸いもの」の通年での提案力を高めている。「松茸」と「焼おにぎり」で簡単にできる“焼おにぎりのお吸いもの仕立て”を商品包装や店頭、TVCMなどで紹介。夏の釜玉うどん、秋のキノコ提案に続き、季節に合ったアレンジメニューを訴えて間断ない需要喚起に努めている。
“お吸いもの仕立て”はお湯を注いだ「松茸」に、レンジアップした「焼おにぎり」を入れるだけで出来上がり。寒い季節に適した温かな味わいで軽食や夜食向いた簡単調理を、「松茸」「焼おにぎり」の商品パッケージでアピールする。
店頭販促は12月~13年1月に行い、商品包装のほか、専用POPやレシピリーフレットを用いてクロスMDを推進する。CMは1日から投下。おなじみの玉木宏を起用し、“お吸いもの仕立て”の新奇性や簡便性を訴える。
「松茸」は07年9月からだしの素としての使用提案に注力し、特にパスタレシピが人気となって売上げを拡大。昨年からは本来の用途であるお吸い物に、春はタケノコ、秋はキノコなど旬の食材を入れるトッピング提案を強化している。
今夏はテーブルマークとの共同販促で釜玉うどん、秋は雪国まいたけとマイタケのお吸い物提案を行い、さまざまなレシピ提案を通期で実施。ニチレイフーズとの共同販促は今回が2回目。同社の秋の新商品「二種の大人の焼おにぎり」に「だし茶漬け」を添付する企画に続く、コラボ販促によって市場を活性化していく。
(吉岡勇樹)