全国ピザ・パスタ繁盛店特集:新潟「トラットリア・ラ・ペントラッチャ」
緑が香る並木の坂道の途中という素晴らしい場所にあり、これからの季節はテラス席から街を見下ろしながらの食事も楽しい、そんなロケーションの良さも魅力のイタリア料理店、「トラットリア・ラ・ペントラッチャ」。最も混みあう、日曜日のランチタイムには、席を待つ人たちで五〇人ぐらいの列ができる注目のイタリア料理店である。
トマトやカボチャといった野菜や、ワインボトル、パスタなどがディスプレーされたにぎやかで楽しい店頭を眺めながら、店内に一歩足を踏み入れると、「ボナセーラ!」と、スタッフの威勢のいい声が出迎えてくれる。
「大勢でにぎやかにいろいろ分け合って楽しみながら食べられるのがイタリアンの魅力じゃないでしょうか」と語る店長の泉正広さん。東京で数年間勤務した経歴を生かし、北イタリアと南イタリアが融合した中部ローマ料理をベースにおく。これに新潟の海と山の幸をふんだんに取り入れた独自のメニューを展開する。
自家製のフレッシュパスタ、石窯で焼いたアツアツのピッツァなど、どのメニューもこだわりの本物志向ぶりが伺える。
トラットリア=大衆食堂の名にふさわしく、明るい雰囲気の中で、アンティパストやパスタ、ピッツァなどのアラカルトメニューばかりでなく、コース料理がワインとともに楽しめる。
しかし、この店の人気ぶりは、料理だけではなく、今までの新潟のイタリア料理店にはなかった、新しいスタイルを打ち出した点にある。
「旅先で訪れたイタリアのレストランを思わせる、エンターテインメントを演出し、大衆に受け入れられるものを築くのがコンセプト」と語る泉さん。
シェフとともに接客の経験もあるだけに、「料理、サービス、雰囲気、この三つのバランスが大切」と、接客をはじめ開放的でリラックスできる店づくりを心がけている。
気取らず、楽しくおしゃべりしながら食事をするのがこの店流。まさにイタリア料理のだいご味が味わえる店である。
●売れ筋メニュー
〈一位〉サフランを打ち込んだフェットチーネ・海老と完熟トマトのソース(一一〇〇円)
〈二位〉お好みの二種類のピッツァを1/2ずつ(一六〇〇円)
〈三位〉前菜五種盛り合わせ(八〇〇円)
※日替わりの前菜は五種、七種、九種と選べる。
●店舗メモ
◆「トラットリア・ラ・ペントラッチャ」(新潟県新潟市西大畑五九一一、異人池ハウス1F、025・222・3077)営業時間=午前11時30分~午後2時(土曜・日曜は午後3時)、5時30分~9時30分、月曜定休/坪数・席数=三〇坪・夏五〇席、冬三八席/店長=泉正広/客単価=昼一二〇〇円、夜三二〇〇円/平均客数=一二〇人
●私の愛用食材
「最近、利用しはじめたんですが、以前使っていたアンチョビの塩浸けとは、うまみが全然違うんです。自然のうまみがあるというのかな。缶詰の中ではかなりレベルが高いと思います。店では、パスタ、ピッツァ、前菜、メーン料理と幅広く活用しています」と、トラットリア・ラ・ペントラッチャの泉正広店長が紹介してくれたのは、「ヴァチカン印のアンチョビ塩漬け」。
これは、シチリア近海で捕れたカタクチイワシを、揚がったその日にすべて手作業で、頭と内臓を取って塩漬けにし、半年から一年かけて熟成させたもので、アンチョビのうまみをストレートに楽しむことができる。
「愛情込めて料理を作っているので添加物は使いません。僕自身、添加物が入ったものを食べると舌がしびれておかしくなるんですよ」と、塩やコンソメなども一切添加物を使わない。特に塩は、岩塩を使用するなど、かなりのこだわりをもっている店なので、このアンチョビが地元トラバニの天然海塩を使用しているところも気に入っている。塩気だけではない、熟成したうまみが楽しめる。
(問い合わせ先=モンテ物産(株)東京営業所、03・3485・4569)














