注目の新製品:ハナマルキ 減塩タイプ「液体塩こうじ」 塩分50%カットでヘルシー提案
●うま味維持して調味アレンジ自在 病院食や介護食に好適
ハナマルキは6月から業務用で「液体塩こうじ」の減塩タイプを発売する。食材のうま味を引き出す酵素の力はそのままに、塩分を50%カット。塩分を抑えたことで、介護食や病院食、減塩料理への利用が容易になった。
商品名は「やさしい液体塩こうじ」(写真、500ml・8本入り)。従来品に加えて減塩タイプを求める声を受け、新商品の開発・発売に至った。
同商品は従来品に比べ塩分を50%カット。酵素の力はそのままにとどめており、液体塩こうじと変わらない素材のうま味を引き出すことが可能。事前のモニター調査で「減塩になったことで他の調味料とバランスがとれ、調味のコントロールがしやすく扱いやすい」意見が多かった。大手ホテルチェーンや飲食店に加え、病院食や介護食分野に向けてメニュー提案を進めていく。
12年に発売した「液体塩こうじ」シリーズは家庭用、業務用ともに売上げが伸びており、15年(1~12月)の塩麹カテゴリーの売上げは8億円(前年比6.7%増)。同社は一般生菌数を抑えた減菌タイプ「LB液体塩こうじ」もラインアップするなど、“塩麹ナンバーワン企業”を見据えた取り組みを加速させている。