多忙でも読める外食ニュース

2021.11.01 513号 04面

 ●すかいらーくHD、「しゃぶ葉」米初出店

 すかいらーくホールディングスが、しゃぶしゃぶのビュッフェ業態ブランド「しゃぶ葉」を米国シカゴに出店した。同社は台湾に63店、マレーシアに2店の海外店舗があるが、米国へは今回が初の出店となる。しゃぶしゃぶの肉や野菜のほか、寿司ロール、ラーメン、スイーツなどをビュッフェ形式の食べ放題スタイルで提供。今回の出店のため100%子会社の米国法人を2018年8月に設立していたが、新型コロナウイルスにより準備計画に影響が生じていた。

 解説=1号店の出店地としてシカゴを選んだのは、人口構成比が全米平均に近似するイリノイ州の最大都市であるため。同ブランドはすでに台湾とマレーシアで成功しており、外食市場の将来性などから米国展開を目指すという。

 ●「トゥーストゥース」神戸に、大型フードホールオープン

 カフェなど幅広い事業を展開するポトマックが、同社の創業ブランド「トゥーストゥース」のフードホールを神戸にオープン。同店が出店したのは神戸港ウオーターフロントに新しく開業した複合文化施設「神戸ポートミュージアム」の1階。和洋中の各料理やバーベキュー、パスタ、パティスリー、ビールなど9種類のカテゴリーが配置された約400席の大型フードホールは、1階フロアの大部分を占める。同施設にはほかに、斬新なスタイルの水族館やブライダルデスクなどが入居する。

 解説=近年は台湾茶の「ジ アレイ」などを多く出店しているが、「トゥーストゥース」は1986年に同社が創業した際の1号店から続く看板ブランドだ。関東ではあまり知られていないが、創業地の神戸では絶大な知名度を誇る。

 ●大庄「庄や」リニューアル、新業態の大衆食堂に転換

 居酒屋の大庄が東京・飯田橋の「庄や」をリニューアルし、食堂業態の新ブランド「定食のまる大」を出店した。従来ランチで提供していた和定食や丼物などのメニューに加え、洋食、中華、麺類といったアイテムを充実させた新業態で、アルコール類やつまみなども提供しテイクアウトにも対応する。10月の初めに1号店を出店してから、1ヵ月余りの間に横浜、千葉、埼玉、静岡、東京都下などへ矢継ぎ早に出店を決定。低価格の開業キャンペーンで認知度を高め、早期の収益化を狙う。

 解説=コロナ禍で大きな影響を受けた居酒屋業界では、既存メニューのノウハウを生かせる食堂業態に転換する例が少なくない。「定食のまる大」は短期間に次々と出店しており、居酒屋という業態に見切りをつけたとも受け取れる。

 ●外食23社プロジェクト「#外食はチカラになる」

 外食企業23社と電子決済やポイントサービスなどを提供する外食サポート企業5社が共同で、来店促進や業界の活性化を狙ったプロジェクト「#外食はチカラになる」をスタートした。参加企業は居酒屋やファミリーレストラン、牛丼などの大手チェーンをはじめ幅広いカテゴリーにわたり、参加店舗は総数で約9400店。プロジェクト共通のロゴデザインなどを用いて各社・各ブランドが独自の特典を提供し、外食サポート企業がポイントサービスなどにより支援を行うという取組みだ。

 解説=このプロジェクトを呼びかけたのは吉野家ホールディングスであるという。プロジェクトを支援するサポート企業として、ぐるなび、Tポイント、NTTドコモ(d払い)、PayPay、楽天ペイメントが参加している。

 ●小田急レストラン、ゴースト業態に参入

 小田急線沿線を中心に「箱根そば」やカフェ、レストランなどを展開する小田急レストランシステムは、ゴーストレストランのノウハウを持つX Kitchenとフランチャイズ契約を締結。ゴーストレストラン業態の展開をスタートした。1号店は「台湾ルーロー飯魯肉飯店」を代々木に、2号店はポキとサラダの専門店「freshdays」を梅が丘にオープンする。いずれも、需要予測データなどに基づくマーケティングと店舗運営を売り物にするX Kitchenの代表ブランド。

 解説=小田急レストランシステムは1957年に箱根開発として創業、90年に現社名となった老舗の外食企業。鉄道沿線と小田急百貨店、商業施設などに出店してきたが、ゴーストレストランで新たな展開を計画しているようだ。

 ●サガミがセルフそば店、新業態を愛知県に出店

 サガミホールディングス傘下のサガミレストランツが、新業態「かき揚げ 十割そば 長助」を愛知県岩倉市に出店。幹線道路沿いのセルフサービス独立店舗で24台の駐車スペースを持つ。讃岐うどんに続く業界ヒットとなるか。

 ●米国のデリバリー、チキン店ワタミ出店

 ワタミが、米国のデリバリー専門チェーン「コンビクションチキン」をアジアで初めて出店。同チェーンは全米で230店舗以上を展開するデリバリー専門のチキン料理ブランド。米国ではTGI フライデーズが運営している。

 ●ダイニングイノベ、スープ春雨専門店展開

 ダイニングイノベーションは、スープ春雨専門店「七宝麻辣湯」を運営するカシュ・カシュとマスターライセンス契約を締結、国内でのFC募集を視野に入れた店舗展開に乗り出す。カシュ・カシュは、ラーメン王として知られる石神秀幸氏が創業した。

 ●フレッシュネスが出店、チーズバーガー専門店

 コロワイドグループの「フレッシュネスバーガー」が、テイクアウト専門のチーズバーガー業態「チーズネスバーガー トゥーゴー」を出店。数種類のチーズから選べる新しいスタイルで、LINEの公式アカウントから注文する。デリバリーにも対応。

 ●ワンダーテーブルの、高級バーガー新業態

 ワンダーテーブルが、デリバリー専門のグルメバーガー業態を出店。同社が飼育を委託している希少なプレミアム和牛「いわて山形村短角牛」を使用し、東京・元麻布に新しく設けたデリバリー専門キッチンで調理したハンバーガーを提供する。

 ●デリバリー需要増で、ドミノが1万人採用

 宅配ピザチェーンの「ドミノ・ピザ」は、年内に新たに1万人の店舗アルバイト従業員を採用する「クルー1万人プロジェクト」をスタートした。同チェーンは現在840店舗を超え、デリバリー需要の追い風もあり全国で出店の増加が見込まれている。

 ●北青山の民活施設に、新レストラン2店

 東京・北青山に昨年竣工した民活複合施設「ののあおやま」に、新たにレストラン2店を出店した。今回オープンしたのは、ブルワリー併設のダイニング&フードショップ「ラシーヌ青山」と、ミシュラン一つ星フレンチ「sio」の新業態「ホテルズ」。

 ●デニーズが食品ロス、削減活動の店舗拡大

 「デニーズ」が「ロイヤルホスト」と共同で取組む食品ロス削減活動「mottECO(モッテコ)」で、「デニーズ」は実施店舗を東京都内の全100店舗に拡大。同施策は、利用客が食べきれなかった料理を持ち帰ることができるサービス。

 ●銀座ルノアールが、ベーカリーの新業態

 銀座ルノアールは新業態のベーカリー「BAKERY HINATA」を埼玉県さいたま市にオープン。店舗で小麦粉から生地を作り焼き上げるスクラッチ製法のベーカリー。中山道に面する同社の「ミヤマ珈琲」店舗を業態変更したイートイン席を持つ独立店舗。

 ●「大阪王将」上海に、中国1号店を出店

 イートアンドグループの海外展開を担うイートアンドインターナショナルは、「大阪王将」ブランドの中国1号店を上海の商業施設に出店した。国内業態とは異なり串カツなど大阪の「食」を伝える新スタイル。運営は中国系企業のラオックスと合弁で設立した現地子会社。

 編集協力:株式会社EATWORKS(入江直之、岡野恵子)

 http://www.eatworks.com/

 ※記事は一部の固有名詞を省略

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