話題の店WATCH:八丈島に帰った気分 くさやデビューはココ

2025.08.04 558号 16面
島寿司 1,320円(税込み) 甘めのシャリとタレに漬けたネタにカラシを合わせた寿司が、八丈島では昔から食べられている

島寿司 1,320円(税込み) 甘めのシャリとタレに漬けたネタにカラシを合わせた寿司が、八丈島では昔から食べられている

ワサビではなくカラシを合わせる手法は、寿司のアレンジ拡大のヒントになるのでは

ワサビではなくカラシを合わせる手法は、寿司のアレンジ拡大のヒントになるのでは

明日葉とクサヤマヨネーズ 880円(税込み) “ザ・八丈島”といった郷土色あふれる一品。マヨネーズで和えることで、くさやがより食べやすい。くさやチャレンジにはぜひこれを

明日葉とクサヤマヨネーズ 880円(税込み) “ザ・八丈島”といった郷土色あふれる一品。マヨネーズで和えることで、くさやがより食べやすい。くさやチャレンジにはぜひこれを

民芸家具の八丈タンスを配するなど、八丈島の民家のようなどこか懐かしい雰囲気の店内

民芸家具の八丈タンスを配するなど、八丈島の民家のようなどこか懐かしい雰囲気の店内

 東京都を中心にベトナムも含めて7店舗を運営している「源八船頭」が7月、東京・目黒に8店舗目の「八丈島郷土料理 源八船頭 目黒店」をオープンした。同店は誰もが“八丈島に帰ってきたような気持ちになる”郷土料理居酒屋で、八丈島の郷土料理や八丈島の食材を使用したメニュー、八丈島焼酎を提供している。

 看板料理の「島寿司」は、八丈島独特の甘めのシャリに自家製の甘辛いタレに付けたマグロ、カジキ、ブリなどをのせ、ワサビではなくカラシを合わせている。八丈島では昔、ワサビが手に入らなかったことから、カラシを合わせる寿司が定着したというわけだが、甘辛い漬けの寿司とカラシはよく合い、ワサビとはまた違った魅力がある。

 八丈島の契約農家から仕入れる明日葉を使用したメニューも自慢のひとつ。明日葉はビタミンとミネラルが豊富でうっすらとほろ苦く独特の香りがあり、他店ではあまり見かけない食材という点からも、多くのお客に響きそうだ。

 そして、伊豆諸島の名物、好みが大きく分かれる「くさや」ももちろん揃えている。「ほかの島と比べて八丈島のくさやはにおいが抑えめ」と、同社の牧田雄成代表取締役が言うように、くさやとしては比較的食べやすく、くさやに初チャレンジしたい人におすすめしたい。

 ●店舗情報

 「八丈島郷土料理 源八船頭 目黒店」

 経営=源八船頭/店舗所在地=東京都目黒区下目黒1-3-28サンウッド目黒2階/開業=25年7月/坪数・席数=40坪・65席/営業時間=17時~23時30分、土曜16時~23時30分、日曜16時~22時30分。月曜休/平均客単価=5,000円/目標月商=1,000万円(税別)

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