「焼肉屋さんの」と付けることで、こだわり感が伝わり、よりおいしそうな響きに･･･といった効果も期待しているそうだ

　◆イタリアンのサラダに“焼肉屋さん”らしさを表現

　幅広い層に支持される焼き肉チェーンとして、牛角では他の焼き肉店にはないサラダメニューの導入を検討した結果、昨年秋に「焼肉屋さんのBLTシーザーサラダ」が登場した。

　焼き物メニューの単品でも提供されている厚切りベーコンを使用したり、調理過程でごま油を使用したりと随所に凝らした工夫は、「牛角が」=「焼肉屋さんが」作ったシーザーサラダとして十分な説得力を持たせている。

　使われている食材は、メニュー名の通り、BLT=ベーコン、レタス、トマトをはじめ、ゆで卵、フライドガーリック、クルトンなど。ベーコンはごま油で炒めて、香ばしさをプラスしている。

　焼き肉との相性を第一に追求したわけではなく、「韓国系料理の中のイタリアン」としての味の変化や意外性を楽しんでほしいとのこと。実際、若い女性客やファミリー客からの注文が多いという。

　また、ミネラル豊富な海藻とたっぷりの韓国海苔などが入ったチョレギサラダ「超ミネラル塩チョレギ」（2～3人前、725円）は、ヒアルロンドレッシングを使用。さっぱり塩ドレッシング＋ヒアルロンジュレで、女性客から支持されている。

　●「牛角」/経営=（株）レインズインターナショナル/本社所在地=東京都港区六本木1-8-7 アーク八木ヒルズ/店舗数=「牛角」636店舗（2010年10月末現在）