日本食研、プロが認めたフライ粉「玉子たっぷりバッター」

2012.04.02 397号 12面

 調理現場の作業効率を改善し、コストメリットを生み出す業務用食材として、日本食研のフライ粉「玉子たっぷりバッター」が注目されている。豚カツやコロッケなど揚げ物全般に使用でき、食材のジューシーさや衣のサクサク感が「おいしい」と評判だ。多くの飲食店で採用実績があり、“プロが認めたフライ粉”として売上げを伸ばしている。

 通常、揚げ物は食材に小麦粉をまぶし、液卵に食材をくぐらせ、パン粉を付けて油で揚げる。技術が未熟なアルバイト店員が揚げるとパン粉がしっかり付かず、揚げムラができたり、衣がはがれるなどのクレームが多かった。

 玉子たっぷりバッターは、卵粉末を原料にした業務用フライ粉。同製品と水を1対3の割合で溶き、液卵の代替として使用する。程よい粘度で肉にバッターがよく絡み、経験の浅いスタッフでもパン粉をしっかり付けることができる。

 揚げた後は、衣がしっかりと肉を包み込み、うま味の素である肉汁を逃がさない。ジューシーな肉本来の軟らかさと食感を提供できる。冷めても肉が縮みにくく、液卵を使用する通常の揚げ物に比べてサクサク感が失われない。弁当・惣菜店では作り置きしてもおいしさを維持できるため、問い合わせ件数が増加。チェーン展開する大手から個人店まで、外食業界からの受注も増えている。

 同製品を使う飲食店は、コストメリットも享受する。パン粉がしっかり付いているため肉汁が油に流出しにくく、フライヤーの油交換作業の手間とコストを削減できる。また、肉の縮みが少ないため、仕入れコストの抑制も可能だ。

 同社では業務用食材でも問屋を通さない直販体制を敷く。全国の営業技術部員から直接サポートを受けられ、最新の商品情報を得られることも心強い。

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