焼肉特集2013:人気焼肉チェーンの締め麺特集=炭火焼肉酒家 牛角「牛角冷麺」
●もっちり生麺の盛岡冷麺風 創業初期からの不動の定番
1997年にFC展開を開始してから16年で国内・海外を含めて650店の焼肉業界最大チェーンにまで成長した「炭火焼肉酒家 牛角」。
同店では締めの麺メニューを6品前後ラインアップ。年2回のグランドメニュー改訂時期には、新メニューも積極的に開発・投入しているが、創業初期から提供し続ける不動の定番が「牛角冷麺」だ。
キムチをのせた盛岡冷麺風で、スープは牛骨と野菜のうま味をベースにしたスッキリとした味わい。麺は程よいモチモチ感と小麦粉の風味が豊かな生麺ならではの味わいが特徴となっている。麺の量はレギュラーサイズがゆで上がり200gで、ハーフサイズでも提供する。
もう一品「梅しそ冷麺」も10年以上にわたって提供されているロングセラー・メニューだ。キムチの辛味の代わりに梅だれの酸味を利かせた爽やかな味わいが人気の秘密だ。
どちらも焼肉を食した後の締めとして想定しているため、具材は必要最低限にとどめているが、女性客を中心に人気が高く。来店時には最後に必ず注文する、長年のファンが多い一品である。
その他の麺メニューでは、人気ラーメン店の「せたが屋」と「大ふく屋」とのコラボレーションにより「焼肉に合うつけ麺」を開発した「鶏塩ゆずつけ麺(あつもり)」(788円)や「石鍋ごまねぎ塩ラーメン」(683円)、「あさり塩バターラーメン」(725円)、「釜玉赤うどん」(410円)がある。
●企業情報
「炭火焼肉酒家 牛角」/経営=レインズインターナショナル/本社所在地=東京都港区六本木1-8-7 アーク八木ヒルズ、電話03・5544・2001(代)/開業=1996年1月/営業時間=午後5時~深夜0時/標準坪数・席数=35坪・60席程度(ビルインタイプ)/標準客単価=3000円/店舗数=国内1249店(2012年9月現在・グループ総数)。
1996年、東京・三軒茶屋にオープンした「焼肉市場 七輪」を、翌97年に「炭火焼肉酒家 牛角」に名称変更しFC展開を開始。その他の業態では「しゃぶしゃぶ温野菜」「居酒屋かまどか」「居酒屋土間土間」などがある。