多忙でも読める外食ニュース

2021.09.06 511号 21面

 ●ブルースターに続きチキンバーガー新業態

 ダイニングイノベーション傘下のすみれが、チキンバーガーの新業態「DooWop」を東京・代官山にオープン。同社グループが昨年出店した「ブルースターバーガー」に続き、注文やデリバリーなどの対応にデジタル技術を積極的に取り入れたDX業態という位置付けだ。店内にイートイン席を設けているが、携帯アプリによる事前注文と店頭のセルフレジによる注文のシステムは「ブルースター」と同様。チキンは鶏のもも肉を使用し、ソースを6種類から選ぶ。

 解説=空前の唐揚げブームを背景に、「チキン+バーガー」というファストフード最強の組み合わせで新業態の出店が相次ぐ。目新しさはあるが、今後競合が増えていく中で、各ブランドは明確な差別化の要素を打ち出せるか。

 ●現金問屋「メトロ」日本事業から撤退

 ドイツに本拠を置く飲食業向けの卸売市場チェーン「メトロ」が、日本からの事業撤退を発表した。日本で同ブランドを運営するメトロ キャッシュ アンド キャリー ジャパンは2000年の設立。「メトロ」は飲食店を対象にした会員制の現金問屋(キャッシュ&キャリー)で、02年に千葉の1号店を出店している。日本国内では現在10店舗を展開しているが、同社のビジネスモデルと日本の商慣習などが合わず苦戦していた。今年10月末で、すべての事業を終了する予定。

 解説=メトログループは欧州でも有数の規模を持つ大手流通企業。世界34ヵ国に事業を展開しており、現金問屋(キャッシュ&キャリー)業態は24ヵ国に670店舗以上を出店している。同グループ内でも主力事業の一つだ。

 ●ひらまつ、パチンコ最大手マルハンから資金調達

 レストランやブライダル、ホテル事業を手掛けるひらまつが、パチンコホール最大手マルハンのグループ会社と資本・業務提携契約などを締結。第三者割当により約77億円の資金調達を行うと発表した。マルハンの100%子会社である太平洋クラブと、新しく設立されたマルハン太平洋クラブインベストメントの2社に対して、普通株で約46億円、新株予約権で31億円超を割り当てる。この株式引き受けが実施されることにより、2社の持株比率は合わせて47.47%となる。

 解説=マルハン太平洋クラブインベストメントはマルハンの創業家が出資したファンドであり、マルハンと直接的な資本関係はない。また、ひらまつは2019年に締結したアドバンテッジアドバイザーズとの事業提携契約を終了する。

 ●ゴースト店ブランド、2年で120店舗突破

 2019年の夏に創業したゴーストレストランの専門店ブランド「究極のブロッコリーと鶏胸肉」が、創業から約2年で120店舗を突破したと発表。同店のメニューは、独自の調理を施した鶏むね肉とブロッコリーのみで、筋トレなどをしている人たちの間で、高タンパク低糖質な食事として知られていたものだ。チェーンはフランチャイズ方式で、セントラルキッチンから各店舗に調理済み食材を届け、各店舗が最終加工と配送の拠点を担う。利用者への配送はデリバリーサービスを利用。

 解説=「究極のブロッコリーと鶏胸肉」は、吉野家ホールディングスも関わるシェアレストランサービス「軒先レストラン」からスタートしている。1号店開業から3ヵ月で2号店を出店。既存の飲食店などが副業で営業する方式だ。

 ●カフェ・カンパニー、ロート製薬と提携

 カフェ・カンパニーは、目薬などで知られるロート製薬と資本業務提携契約を締結し、同社の持分法適用会社となった。カフェ・カンパニーが発行する株式を、第三者割当によってロート製薬が引き受けるかたちで出資を受ける。カフェ・カンパニーは、近年さまざまな企業やブランドと提携や協業を行っており、今年だけでもNTTドコモやリバネスなどと業務提携契約を交わしている。機能性食品やサプリメントの製造販売も行っているロート製薬と、食の分野を通じて事業展開する計画だ。

 解説=ロート製薬は、奈良や沖縄で農業生産を行ったり、大阪の商業施設に直営の飲食店を出店するなど、食分野への関心を高めている。今回、カフェ・カンパニーの楠本社長はロート製薬の食分野のアドバイザリーに就任した。

 ●ドムドム、バーガー新業態を新橋に出店

 「ドムドムハンバーガー」のドムドムフードサービスが、新業態「ツリーアンドツリーズ」を東京・新橋に出店。店舗でハンドチョップした和牛100%のパティを、米粉のバンズに挟んだグルメバーガーを提供。

 ●イータリー、日本5店舗銀座の商業施設に旗艦店

 イータリー・アジア・パシフィックが、日本における「イータリー」の旗艦店を銀座の商業施設に出店。店内面積が約330坪、複数のゾーンがあり、テラス席を含む総席数が270席を超える大規模店。日本国内では5店舗目。

 ●「丸亀製麺」ヨーロッパロンドンに1号店

 トリドールホールディングスの「丸亀製麺」が、英国・ロンドンに1号店をオープン。英国内では年末までに5店舗の出店を予定しており、今後はヨーロッパでの本格展開を目指す。現地での店名は「Marugame Udon」を使用。

 ●本八幡駅ビル商業施設に「銀座ライオン」洋食店

 サッポロライオンが、千葉県市川市にあるJR総武線本八幡駅の商業施設「シャポー本八幡」に新業態「洋食キッチンLION」を出店。すでに3店舗を出店しているテイクアウト専門の「銀座メンチ こがね亭」を併設する、約20坪33席の小型店。

 ●らーめん「ぶぶか」が新店を出店

 サガミホールディングスの傘下にある味の民芸フードサービスが、油そばで知られる「らーめん専門店ぶぶか」の新店を東京・板橋区の高島平に出店。「ぶぶか」は創業26年。現在、新店のほかには創業地である吉祥寺の店舗のみとなる。

 ●「松屋」の創業カレーレトルト商品に

 カレーの「新宿中村屋」で知られる中村屋が、松屋フーズホールディングスが監修した「松屋監修 創業ビーフカレー」というレトルトカレーのコラボ商品を発売。2019年に定番メニュー化された「松屋」のカレーをレトルト化した。

 ●東京駅の飲食店街2つが8月末閉館

 JR東京駅の八重洲北口にある飲食店街ゾーン「グラングルメ」で、1階の「キッチンストリート」と地下1階の「黒塀横丁」がリニューアル工事のため8月末で閉館となった。リニューアルオープンは来春を予定しているが、詳細は未定であるという。

 ●ポップコーン「ギャレット」初のカフェ併設店舗

 米国・シカゴ発祥のポップコーン専門店「ギャレット ポップコーン ショップス」が、同ブランドでは初となるカフェを併設したイートイン機能のある店舗をオープン。出店したのは岐阜県の商業施設「土岐プレミアム・アウトレット」。

 ●「ぼてぢゅう」で「ボンカレー」提供

 ぼてぢゅうグループが展開するお好み焼き専門店「ぼてぢゅう」が、大塚食品の「ボンカレー」とコラボ。調理用レトルトカレーの「ボンカレークック」を使用した「ボンカレー焼きそば」「ボンカレーそばめし」などのメニューを、「ぼてぢゅう」の22店舗で提供する。

 ●大阪・心斎橋にお値打ちローストチキン

 大阪で焼き鳥居酒屋などを展開するT-Styleが、チキンの丸焼き専門店「グレイトチキン」を大阪・心斎橋にオープン。丸鶏のローストチキンを、税込み999円で提供するというお値打ちの新業態。テイクアウトだけではなく、イートインでも食べられる。

 編集協力:株式会社EATWORKS(入江直之、岡野恵子)

 http://www.eatworks.com/

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