焼肉「かみむら牧場」、寿司「すしの和」、中華四川「WANG’S GARDEN」、炉端焼き「炉ばたや銀政」、総合居酒屋復刻「居食屋和民」、ドリンク専門「ゴジピタパーラー」、牧場ブランド「北海道美幌峠牧場」が集結

　ワタミは10月、次世代型総合居酒屋「和民のこだわりのれん街」をオープンした。コロナ禍において同社は居酒屋業態を縮小し、焼肉業態「焼肉の和民」への転換を進めていた。しかし、アフターコロナに向かう中、居酒屋業態の業績が回復していることを受け、今後の新しい居酒屋利用の需要を見据えた同ブランドを立ち上げた。

　記者会見で同社の渡邉美樹会長兼社長は「『人生に居酒屋は必要だ』という思いで立ち上げた。大型店舗が少し整理されたこともあって、宴会需要が戻ってきたといううれしい誤算もある」と、語った。その上で、今後の居酒屋利用のニーズについて、渡邉会長兼社長は「消費者のライフスタイルが変わり、飲みに行くことが生活の一部ではなくきちんと予定を組み、店を調べてから行くイベントになった。これからの居酒屋は、強いこだわりを持ち、そのメッセージを伝えられる店が残っていく。価格に見合う専門店化が求められている」と分析している。「和民のこだわりのれん街」はそうしたニーズに合わせ、7つの専門業態を集結させ、“のれん街”として、手作りの料理やこだわりのドリンクなど専門店クオリティーの本格メニューを提供する。また、同店は100％再生可能エネルギーで店舗の使用電力をまかなうなど、SDGsモデル店舗として主要都市での展開を目指す。

　●店舗情報

　「和民のこだわりのれん大井町東口駅前店」

　所在地＝東京都品川区東大井5-17-2 林ビル