ウワサの新店舗:「洗練された上質な」焼鳥店 熟成鶏を使用したこだわりの料理
値上げが続く中、高価格でも消費者を納得させられる“特別な価値感”を打ち出すタイプの新店舗が増えている。8月にオープンした「焼鳥 佐田十郎 六本木」は、24席という「限られた席数だからこそ届けられる上質な体験」をコンセプトに掲げ、従来の焼鳥のイメージを超えた“大人が楽しむ洗練された焼鳥専門店”を目指している。
20時30分までは、熟成鶏を使用した焼鳥などの串焼きおまかせ9本の「佐田十郎堪能九本コース」は6600円、「佐田十郎堪能九本選べる〆コース」7700円、「佐田十郎厳選十三本コース」8250円(すべて税込み)の3コースのみで展開しており(アラカルトの追加注文可能)、20時30分以降はアラカルトでの注文も可能。想定客単価は7000円~9000円で焼鳥店としては高価格帯だが、焼鳥は部位ごとの個性を最大限に引き出し、食感、香り、視覚を含めた「五感で楽しむ焼鳥体験」を謳っている。
焼鳥や揚げ物、丼物、ラーメン、もんじゃなど従来は安価なイメージの業態も、食材や調理、空間、提供の手法にこだわることで高級志向にシフトし、他店との差別化を図る新店舗の例は今後、ますます増えるだろう。
●店舗情報
「焼鳥 佐田十郎 六本木」
経営=そら/店舗所在地=東京都港区六本木3-8-7茂海ビル1階/営業時間=17時~23時30分。不定休/席数=24席