水産練り製品特集2024
量販店を主戦場とする家庭用の水産練り製品は、秋冬商戦に向けた有力各社のラインアップが出揃った。すり身原料高騰に伴う値上げが23年春まで相次ぎ、副作用で売上数量の減少が続いたが、今春以降は回復基調。ただ今夏も各地で昨年の記録を上回る猛暑となり、おでん中心の最需要期入りは10月以降にずれ込みそう。残暑の長期化や暖冬を織り込み、各社は通年で使える商品の提案を重点化。気候変化に対応した食べ方やメニューなど、多角的なMD提案がより重要性を増している。(本宮康博)
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◆水産練り製品特集:重要性増すMD提案
水産加工 2024.09.20量販店を主戦場とする家庭用の水産練り製品は、秋冬商戦に向けた有力各社のラインアップが出揃った。すり身原料高騰に伴う値上げが23年春まで相次ぎ、副作用で売上数量の減少が続いたが、今春以降は回復基調。ただ今夏も各地で昨年の記録を上回る猛暑となり、おでん中…続きを読む
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水産練り製品特集:紀文食品 「魚河岸あげ」改良 “コラボちくわ”第2弾
水産加工 2024.09.20紀文食品は秋冬の商品施策として、引き続き練り製品の最大の特徴である「高タンパク」を健康価値として訴求する。また定着した内食機会の増加に伴う簡便・即食ニーズに応える商品ラインアップを積極展開する。練り製品の新商品は4品、9月2日(一部除く)から発売。ま…続きを読む
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水産練り製品特集:ニッスイ 「速筋タンパク」が好調維持
水産加工 2024.09.20ニッスイのすり身製品を含む家庭用加工品は、4~6月累計の売上高が前年同期を上回って堅調に推移した。注力する健康領域商品の「速筋タンパク」シリーズが好調を維持しているほか、細ちくわが売上げ2%増、フィッシュソーセージも2%増だった。収益面では原料のすり…続きを読む
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水産練り製品特集:一正蒲鉾 エシカルMD徹底 ギルトフリーな新提案
水産加工 2024.09.20一正蒲鉾は、24年のマーケティングテーマ「エシカルMDリレーション」を秋冬の商品展開で徹底する。得意先との密接な連携の下、サステナビリティの取り組み、コスパ・タイパ(値頃感・時短ニーズ)への対応を強化する。 環境や人権に配慮したエシカル消費への意識…続きを読む
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水産練り製品特集:堀川 笹かま好調 創業100周年記念増量企画も
水産加工 2024.09.2010月に創業100周年を迎える堀川は、好調の笹かまぼこに引き続き注力していく。秋冬はユニークなレトルトおでん「しょうが好きのための生姜おでん」を発売。売れ筋の定番トレー商品「おでんがんもセット」などと合わせて展開する。また、100周年記念で一部定番商…続きを読む
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水産練り製品特集:スギヨ 収益向上へ新工場の建設計画
水産加工 2024.09.20石川県七尾市のスギヨは、1月に発生した能登半島地震の影響で停止していた工場の生産を再開している。一時生産停止となったため、すり身に関しては通常在庫よりも多く抱えているが、価格が上昇傾向にあるため今後の動向を注視し、すり身の多様化や、すり身以外の原料使…続きを読む
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水産練り製品特集:カネテツデリカフーズ 気温に左右されない商品拡充
水産加工 2024.09.20カネテツデリカフーズの24年9月期は、発売10周年を迎えた「ほぼカニ」をはじめとする「ほぼ」シリーズが前期に続いてけん引し、微増収での着地を見込む。秋冬のテーマには「気温に勝つ!シーズンを通して手軽に楽しめる!」を掲げ、昨今の暖冬傾向に対応した、気温…続きを読む
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水産練り製品特集:馬郡蒲鉾 「SAGA2024」で弁当店向けミンチ天
水産加工 2024.09.20馬郡蒲鉾は原料動向について、円安傾向で米国産が値上がりする中、昨年ごろからロシア産が入ってきた影響で、いったん価格は落ち着いたとみている。ただ、今年入ってくる分から原料値上がりが見込まれる。また、包材など主原料以外のコスト上昇も予想される。状況によっ…続きを読む
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水産練り製品特集:ヤマサ蒲鉾 伝統守りながら新しい挑戦を
水産加工 2024.09.20ヤマサ蒲鉾は今秋、家庭用商品のブラッシュアップに加えて、業務用商品の販路開拓に努め、売上げ拡大を図る。自社工場併設の直売所「夢鮮館(ゆめせんかん)」では、8月10日から白バラ牛乳を使った「かにかまソフト」を販売。昔ながらの伝統の技と味を守りながら新し…続きを読む
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水産練り製品特集:大寅蒲鉾 味と品質 高付加価値な商品づくり
水産加工 2024.09.201876年創業、大阪の老舗練り製品メーカーの大寅蒲鉾は、伝統技術を生かしながら付加価値の高い商品づくりを進めている。25年大阪・関西万博には大阪産(もん)名品の会加盟企業として出品を予定。市川知明社長は「物価高騰が続く中で、価格に見合った価値のある商…続きを読む
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水産練り製品特集:大崎水産 「フィッシュスチック」 発売50周年で販促強化
水産加工 2024.09.20大崎水産は、同社の主力商品である棒状カニかま「フィッシュスチック」が今年発売50周年を迎えたことから販促を強化している。また、カニ爪肉風かまぼこ「マリンフレッシュ」や長年愛されているロングセラー商品の松茸風味のキノコ型かまぼこ「浜の松茸」、21年に発…続きを読む
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水産練り製品特集:はま一 “京都らしさ”にこだわり 地域性生かし着実成長
水産加工 2024.09.20老舗京かまぼこ製造のはま一は、“京都らしさ”にこだわった商品の売上げが今期も変わらず順調に推移している。人羅惇士代表取締役社長は「水練りが持つ地域性を大切にしていきたい」と話し、安全・安心で高品質な商品の製造・販売により、着実な成長を目指す。 シャ…続きを読む