食肉加工品特集
食肉加工品業界を取り巻く環境は厳しく、量販店では定番商品中心の展開が続き、新商品の導入が難しくなっている。ハム・ソーセージについては、既存主力商品のシェア争いが激しく、単価が下げ止まり傾向となっている。また、物流コスト・人件費増などの経費負担が大きく、収益性が悪化している。一方で簡便ニーズが高まる中、ハンバーグや惣菜類などの調理加工品は、伸長傾向にある。18年は前年同様その他ハムに分類されるサラダチキンの大幅伸長で、ロースハムの落ち込み分をカバーし、18年(1~12月)の生産数量は前年比80t増の55万4342tと、わずかに前年を上回った。メーカーの存在感を示すためには、今後は同質化の価格競争だけではなく、差別化につながる消費者視点に立った価値訴求商品、新機軸商品の開発が不可欠となっている。(廣瀬嘉一)
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◆食肉加工品特集:新機軸商品の開発に期待 主力カテゴリー低調
乳肉・油脂 2019.05.15食肉加工品業界を取り巻く環境は厳しく、量販店では定番商品中心の展開が続き、新商品の導入が難しくなっている。ハム・ソーセージについては、既存主力商品のシェア争いが激しく、単価が下げ止まり傾向となっている。また、物流コスト・人件費増などの経費負担が大きく、…続きを読む
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食肉加工品特集:スーパーバイヤーに聞く=イズミヤ 健康志向対応を強化
乳肉・油脂 2019.05.15●全体的にダウントレンド イズミヤの18年度実績は、畜産から日配への部門移行の影響で特に上期が苦戦した。価格面については、ドラッグストアやディスカウントストア対応を下期に実施し、売上げはやや持ち直したが、食肉加工品全体で前年比7.3%減にとどまった…続きを読む
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食肉加工品特集:スーパーバイヤーに聞く=サミット 魚肉ソーセージ伸長
乳肉・油脂 2019.05.15●ハム低調、アイテム数の適正化へ サミットの18年度実績は、食肉加工品は全体で上期1.6%減、下期1.1%増、通期0.3%減と前年を下回っている。 年間を通してハムの売上げ不振が続き苦戦した。特にスライスロースハムが低調でハム全体の足を引っ張る形…続きを読む
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食肉加工品特集:スーパーバイヤーに聞く=フジ サラダチキン好調
乳肉・油脂 2019.05.15●オリジナル品の開発・育成 フジの18年度実績は、食肉加工品は全体で上期2.6%減、下期3.8%減、通期3.1%減といずれも前年を下回っている。 健康志向・経済性志向・簡便化志向の三つの志向性が、大きく販売に影響している。価格競争となった主力商品…続きを読む
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食肉加工品特集:スーパーバイヤーに聞く=平和堂 価格・価値の両面訴求
乳肉・油脂 2019.05.15●レンジ対応商品コーナー化 平和堂の18年度実績は、食肉加工品全体で上期は2.0%減、下期は2.0%減、通期でも2.0%減といずれも前年を下回った。 分類問わず全体的に下降傾向にある。メーン商材の顔ぶれが変わらず、プラスの需要が生まれていない。ド…続きを読む
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食肉加工品特集:小売・畜産動向=立ち上がり苦戦も 3月からは回復傾向
乳肉・油脂 2019.05.15小売・畜産の19年の立ち上がりの状況は、天候不順や相場安の影響で苦戦していたが、3月からは回復傾向を示している。 1月は温暖化の影響で各畜種ともに鍋物商材が不調。牛肉はステーキや焼肉などがおおむね好調であったが、豚肉・鶏肉は相場安で低調に推移した。…続きを読む