こうや豆腐特集
昔ながらの乾物食品として親しまれている、こうや豆腐。機能性の市場認知や「粉豆腐」のニーズ拡大が進み、「新しい伝統食」へ進化を見せている。2018年秋には、こうや豆腐に豊富なレジスタントタンパク質が脂質代謝を促すことなどがTV番組で取り上げられ、再びブーム的な人気に。現在は落ち着きを取り戻しているが、業界では「機能性の検証や情報発信の積み重ねが消費喚起につながり、需要のベースは着実に上がっている」(こうや豆腐普及委員会・木下博隆委員長=旭松食品社長)と、手応えを得ている。
-
◆こうや豆腐特集:「新しい伝統食」に進化 機能性認知進む
農産加工 2019.06.05●需要底上げに手応え 昔ながらの乾物食品として親しまれている、こうや豆腐。機能性の市場認知や「粉豆腐」のニーズ拡大が進み、「新しい伝統食」へ進化を見せている。2018年秋には、こうや豆腐に豊富なレジスタントタンパク質が脂質代謝を促すことなどがTV番組で…続きを読む
-
こうや豆腐特集:褥瘡治癒促す可能性 こうや豆腐普及委員会が発表
農産加工 2019.06.05こうや豆腐メーカー5社でつくる、こうや豆腐普及委員会は5月22日、長野市で会見し、こうや豆腐の摂取が寝たきりなどで発生する皮膚の病変、褥瘡(じょくそう)の治癒を促す可能性があると発表した。 同委員会などは、人工的に褥瘡を発生させたラットにこうや豆腐を与…続きを読む
-
こうや豆腐特集:18年こうや豆腐製造量は3.3%増
農産加工 2019.06.05こうや豆腐は、ほぼ100%が長野県内で製造されている。長野県凍豆腐工業協同組合のまとめによると、主要メーカー5社の18年原料大豆使用量は1万7724t、歩留まり率45%で推計した製造量は7975.8tで、前年を3.3%上回った。 こうや豆腐の需要はこれ…続きを読む
-
こうや豆腐特集:こうや豆腐2団体 木下博隆氏に聞く 機能・用途で価値創出
農産加工 2019.06.056月に全国凍豆腐工業協同組合連合会長、長野県凍豆腐工業協同組合理事長に就任した、木下博隆旭松食品社長。業界の現状と今後のかじ取りについて聞いた。 * 業界を挙げて取り組んできた、こうや豆腐の機能性訴求やメニュー・用途提案が市場認知を獲得し…続きを読む
-
こうや豆腐特集:みすずコーポレーション 「やさしいひとくちさん」新発売
農産加工 2019.06.05みすずコーポレーションは、「家族みんなにやさしい」がコンセプトの新商品「やさしいひとくちさん」を、今春発売した。「家族みんなにやさしい」(同社)商品設計で、新規ユーザーの開拓を目指す。 野菜エキスをベースにした添付のだしは、「野菜のうまみ、甘味を生…続きを読む
-
こうや豆腐特集:登喜和冷凍食品 カット系アイテムの拡充へ
農産加工 2019.06.05登喜和冷凍食品の19年3月期のこうや豆腐カテゴリーは、前期をやや上回って着地。昨秋からの需要急伸には、HACCP対応に向けた設備改修が重なり十分な対応ができなかったが、「ラインも新設した今期は、世帯の少人数化や使いやすさをテーマにした商品提案に注力す…続きを読む
-
こうや豆腐特集:信濃雪 国産原料アイテムが拡大、粉豆腐も復活へ
農産加工 2019.06.05信濃雪の強みの一つが、国産原料商品。「安くて体に良い、イメージの再認識に伴い、国産原料アイテムも以前より広いチャネルで展開できるようになった」(木下龍夫社長) 14年秋ごろの需要急伸をきっかけに市場が拡大した粉豆腐も、「おからパウダー」人気などを追…続きを読む
-
こうや豆腐特集:旭松食品 健康機能性の訴求を強化
農産加工 2019.06.05【関西】旭松食品の19年3月期こうや豆腐売上高は、TV番組で機能性が紹介された効果もあり、後半の需要が大きく拡大。通期売上高は前年比14.1%増の44億2700万円と大幅に増加した。今期に入り、4~5月もこうや豆腐、粉豆腐ともに好調を継続している。 …続きを読む