こめ油特集

乳肉・油脂 2019.11.21
こめ油特集

 米ぬかを原料とするこめ油は近年、市場規模を急速に拡大し、食用油を代表する成長カテゴリーとなっている。健康価値の報道を契機に、14、15年から注目を集めると、優れた風味や食感維持、生使い・加熱の両用途に対応できる万能性などで需要が拡大。ここ数年は大手の新規参入を含めた露出アップや使い方提案が活発化し、家庭用市場は18年、大幅な2桁増となる67億円(本紙推定)となった。19年も4~6月が前年超えで推移するなど、出足は順調。既存汎用油からのシフトが進めば、将来的には100億円到達の可能性も十分ある。一方で、原料となる米ぬかの調達は依然として難化。特に国産米ぬかは競合の垣根を越えた調達施策が求められ、成長への鍵を握る。(佐藤路登世、村岡直樹)