設立から10年、マークスHD特集
●自助努力相互扶助 1000億円グループへ
自助努力と相互扶助を柱に掲げ設立したマークスグループ4社の活動は、10年目に入った。NB商品の共同仕入れからスタート、東日本大震災で壊滅的な被害も受けたが、試練を乗り越え4年後、マークスホールディングス(HD)を設立した。メーカー、卸とのパイプを強固なものに、さらに4社は運命共同体との認識に立つ。ただ、安易な和はきっぱりと否定する。運営方針は五つ。中でも、マークスHDという全体最適と事業会社の部分最適の調和に傾注してきた。業績は10年間増収増益を続け、約束を守り有言実行が信頼を得ている。スティーブ・ジョブスの「スティ・ハングリー スティ・フーリッシュ(貪欲に愚直に)」の実践で、マークスHDは新たなステージに立った。(三沢篤)
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◆設立から10年、マークスHD特集:1000億円グループ目指す
特集 小売 2019.08.23自助努力と相互扶助を柱に掲げ設立したマークスグループ4社の活動は、10年目に入った。NB商品の共同仕入れからスタート、東日本大震災で壊滅的な被害も受けたが、試練を乗り越え4年後、マークスホールディングス(HD)を設立した。メーカー、卸とのパイプを強固…続きを読む
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設立から10年、マークスHD特集:米谷春夫会長 揺るぎない信頼が今日を形成
特集 小売 2019.08.2310年間の評価は、想定以上のものがあったといえる。ホールディングスまでたどり着けたのは、4社のチームワークのおかげだ。10年たって不協和音が出てくるのは当たり前なものだが、マークス内においては全く聞こえてこない。揺るぎない信頼感がある。重要な仕入れ体…続きを読む
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設立から10年、マークスHD特集:菊地逸夫社長 共同仕入れなど闊達な活動展開
特集 小売 2019.08.23事業会社4社は健全に、地域で元気よく生き残るためにマークスを設立した。競合激化の中、NBの共同仕入れを目的にスタートしたが、2014年から強固な体制確立のため資本統合し、ホールディングスとして進化している。 フラットで何でも話し合える関係を重視し、…続きを読む
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設立から10年、マークスHD特集:おーばんHD・二藤部洋社長 山形でシェア増
特集 小売 2019.08.23●人口減が進む山形で体質強化、シェア増 3月決算は増収増益だった。おーばん、うめや合わせ売上げが209億6200万円、3.7%増、経常利益率は3.3%。おーばん単体では158億2800万円。店舗はおーばん12店、うめや6店。1972年創業で、法人化…続きを読む
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設立から10年、マークスHD特集:フレスコ・菊地盛夫社長 競合大手と戦う時代
特集 小売 2019.08.233月期売上げは181億5000万円、前年比5%増、経常利益も増益。自己評価として、売上げはまずまずだが課題は残る。社長就任4年目になり、常務、専務、副社長の立場とは大きく違う。かつて自己流でやってきたが、これを改める3年間だった。部下が理解してついて…続きを読む
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設立から10年、マークスHD特集:マエダ・前田惠三社長 10年後に生き残る組…
特集 小売 2019.08.233月期売上げは315億9600万円、7.5%増、これは八戸市のみなとやのM&Aがあったため。経常利益は14億2500万円、0.7%増、経常利益率が4.3%となった。マエダの商圏特徴は、ナンバーワンのユニバース、次に紅屋商事、そして私たちだ。店舗数が3…続きを読む
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設立から10年、マークスHD特集:金野栄一商品本部長 生鮮共通商品の集中率向…
特集 小売 2019.08.23仕入れ集中はグロサリーから始まり、生鮮も取り込んでいる。現在、日配・グロサリーが約80%、生鮮は約30%の集中率。昨年度は、生鮮の集中率が若干落ちた。生鮮は地元仕入れのウエートが高くなるが、共同でできる部門もある。例えば、青果部門で北海道からの産直を…続きを読む
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設立から10年、マークスHD特集:マイヤ・井原良幸社長 フォー・ザ・ネクスト…
特集 小売 2019.08.233月期決算はマイヤ単体で総営業収入233億円、7.7%増、経常利益7億2000万円、1.6%増となり増収増益だった。グループの「びはん」が22億円、経常利益6000万円。売上げ増は昨年2、3月で2店舗出店が寄与した。商圏特徴で象徴的なのがびはん。エリ…続きを読む