製粉特集

小麦加工 2020.07.29
製粉特集

 製粉市場の20年度(4~3月)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、マイナススタートとなっている。家庭用の小麦粉製品や小麦粉を含むプレミックス製品などは、巣ごもり需要を追い風に増加しているものの、外出自粛や営業時間短縮などにより、外食、中食業界などが苦戦していることが、トータルで減少している要因だ。カテゴリーでも、パン、麺、菓子のいずれも家庭用が伸びるも、業務用が厳しい状況となっている。7月20日時点でコロナウイルスの感染者は減っておらず、先行きは不透明なままだ。今後の製粉市場活動としては“ウィズコロナ”“アフターコロナ”を見据えた取組みを推進していくことで巻き返しを図りたい。(久保喜寛)