リンゴ加工特集

農産加工 2020.11.25
リンゴ加工特集

 東北農政局は5月に東北の2019年産リンゴの結果樹面積、収穫量、出荷量などをまとめ発表した。それによると結果樹面積は2万6900ha、前年比1%減、収穫量54万5100t、出荷量49万0100tでそれぞれ同7%減となった。県別収穫量は青森県40万9800t、同8%減、全国に占めるシェアは58%。次いで岩手県4万5900t、同3%減、同7%、山形県4万0500t、同2%減、同6%、福島県2万3200t、同10%減、同3%、秋田県2万3100t、前年並み、同3%となっている。ちなみに長野県は12万7600t、同10%減、18%。20年産の原料集荷、搾汁で忙しさが増している青森県内のリンゴ加工場もやはりコロナ禍が暗い影を落としている。イベント、祭りがことごとく中止となり土産物需要は大きく落ち込んだ。外食も響いている。大手ボトラーからのオーダーは減少する。19年産の推移、大手加工場の20年産の取組みをまとめた。(東北支局長=三沢篤)