東北地区新春特集
●東日本大震災から10年、SMと共に歩む
日常何気なく食べている商品に秘められたヒストリーがあって、味わいもふくらんでいく。北東北の人々に愛され続けている南部せんべいもそんな一つだ。今特集では、南部せんべい最大手の小松製菓を訪問し、まさに不易流行の企業姿勢を痛感させられた。
あの東日本大震災からまもなく10年になる。マグニチュード9.0という大地震が襲い、津波が人命、建物などを奪い去った。福島第一原子力発電所事故による放射能汚染はいまださまざまな課題を残し、廃炉の道は遠い。大きなダメージを受けながら立ち上がってきた地元メーカー2社を、太いパイプで結んでいるヨークベニマルの協力で取材した。
そして、みやぎ生協は昨年6月に冬木勝仁氏が新理事長に就任、組織改革を宣言した。まだまだ進行中という冬木理事長に取組みを聞いた。(東北支局長=三沢篤)
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◆東北地区新春特集:愛され続ける東北発ヒット商品の背景は
特集 総合 2021.01.27●東日本大震災から10年、SMと共に歩む 日常何気なく食べている商品に秘められたヒストリーがあって、味わいもふくらんでいく。北東北の人々に愛され続けている南部せんべいもそんな一つだ。今特集では、南部せんべい最大手の小松製菓を訪問し、まさに不易流行の…続きを読む
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東北地区新春特集:みやぎ生協・冬木勝仁理事長 コンプライアンス重視の組織へ
特集 小売 2021.01.27●業績好調を追い風に改革進む 事業見直し、旅行業、外食店閉鎖 力入れる産直「めぐみ野」 昨年6月、みやぎ生協の新理事長に東北大学大学院農学研究科教授の冬木勝仁氏が就任した。生活協同組合の関わりでは東北大学生協理事長であり、また日本協同組合学会理事で…続きを読む
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東北地区新春特集:小松製菓・小松豊社長 南部の厳しい風土が育てた「せんべい」
菓子 特集 2021.01.27南部せんべいは南部藩の厳しい自然環境から生まれた素朴な味で知られる。地粉にごまを入れ、南部鉄の手焼き鋳型で1枚1枚焼きあげてできあがる。小松製菓は業界のトップメーカー。時代は変わり嗜好(しこう)も変化していく。堅くてかめばバリッという伝統のものからよ…続きを読む
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東北地区新春特集:酪王乳業・宗像実社長 福島県のソウルドリンク「カフェオレ」…
牛乳・乳飲料 特集 2021.01.27◆15単協を組織化し大きな力に 酪王乳業は1975年、当時の福島県酪農販売農業協同組合連合会(県酪連)、生乳指定団体の市乳部門で始まる。各酪農家から原乳を集めてそれを販売する仕事である。ブランド名を一般公募し、当初県酪牛乳だったが、「酪農の王様」と…続きを読む
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東北地区新春特集:宝来屋本店・柳沼広呂人社長 “糀製法”こだわり商品づくり挑…
清涼飲料 特集 2021.01.27宝来屋本店は1906年10月、郡山市に宝来屋糀店として創業し今年115周年を迎える。三五八漬けの素を開発し、郡山駅前の旅館中心に販売しながら味噌、甘酒など商品づくりと広げてきた。練り味噌タイプの即席味噌汁は同社が全国初の発売だった。 注目されたのは…続きを読む