なめ茸・山菜加工特集
「ご飯のお供」の定番、なめ茸。値頃感の強い価格帯、ストック需要に応える保存性などを武器に、半世紀以上にわたって家庭の食卓を中心に親しまれている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う内食化で、こうした優位性が消費者に再認識され、昨年の春からお盆ごろまで「巣ごもり特需」に沸いたが、コロナ禍も2シーズン目に入った今春夏期は追い風もやみ、メーカー各社ともカテゴリー業績は一歩後退といった形だ。(長野支局長=西澤貴寛)
-
◆なめ茸・山菜加工特集:ニューノーマルのお供 新たな価値創造急ぐ
漬物・佃煮 特集 2021.11.24「ご飯のお供」の定番、なめ茸。値頃感の強い価格帯、ストック需要に応える保存性などを武器に、半世紀以上にわたって家庭の食卓を中心に親しまれている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う内食化で、こうした優位性が消費者に再認識され、昨年の春からお盆ごろまで「…続きを読む
-
なめ茸・山菜加工特集:製造コスト上昇 適正利益確保へ脱「安売り」急務
漬物・佃煮 特集 2021.11.24なめ茸は、主原料であるエノキ茸の固形分によって、いわゆる普及品とJAS規格の特選品に分けられる。カテゴリー市場の8割ほどを占める普及品は固形分60%、特選品は同80%が一般的で、共に特徴的な偏平型のガラス製容器に入った瓶詰め製品として親しまれている。…続きを読む
-
なめ茸・山菜加工特集:なめ茸製造量=20年度は5.8%増 中国製の伸び鈍化
漬物・佃煮 特集 2021.11.24なめ茸の主要メーカーは主原料であるエノキ茸の最大産地、長野県に集中し、これら各社が占めるカテゴリー市場のシェアは90%を超えている。 長野県缶詰協会がまとめた20年4月~21年3月期のなめ茸製品製造量(会員6社の実績)は、84万5005ケース(容量…続きを読む
-
なめ茸・山菜加工特集:テーブルランド 「巣ごもり特需」から反動減
漬物・佃煮 特集 2021.11.24なめ茸市場でトップシェアを持つテーブルランド。同カテゴリーの4~9月期売上げは、前年比10%減と減速した。「昨春から夏ごろには、国の緊急事態宣言下で“巣ごもり特需”があったが、今期はその反動が大きい」と同社。消費者の節約志向が強まっていることも要因と…続きを読む
-
なめ茸・山菜加工特集:ナガノトマト 「ボトル入り」シリーズに全力
漬物・佃煮 特集 2021.11.24ナガノトマトは、今秋冬期もプラスチック製ソフトボトル容器の「なめ茸ボトル入り」シリーズに全力を注ぐ。昨春投入した210gのコンパクト仕様は、「立ち上がりをコロナ禍が直撃して以降、年間を通じてほとんど販促ができなかった」ため、コロナ禍の落ち着きを見なが…続きを読む
-
なめ茸・山菜加工特集:信濃産業 環境変化に危機感 高付加価値化にも
漬物・佃煮 特集 2021.11.24国内最大のエノキ茸産地、中野市が拠点の信濃産業。「コロナ禍による内食化が長く続き、消費者の調理疲れも顕在化しており、冷凍食品などが売れている中、なめ茸売上げは微減」と望月誠一社長。「今までならもう少し売れていいところだが、コロナ禍が簡便志向を新しい段…続きを読む