日清製粉国際穀物科学シンポジウム
日清製粉は16日、「第二回日清製粉国際穀物科学シンポジウム」をオンライン形式で開催した。顧客の小麦粉二次加工における課題解決を目的に実施。パデュー大学教授のSenay Simsek博士、京都大学生存圏研究所特任教授の松村康生博士、カンザス州立大学教授のYong-Cheng Shi博士、日本パン技術研究所常務理事所長の井上好文博士の4人による、小麦を構成する成分の二次加工特性への影響、栄養機能についての総括など、穀物科学分野の研究の将来を展望するテーマの講演会が行われた。また、同社のつくば穀物科学研究所からの研究報告も行った。当日は約200人が視聴した。(久保喜寛)
-
◆日清製粉国際穀物科学シンポジウム:穀物科学分野研究の将来を展望
粉類 特集 2022.11.28◆「第二回 日清製粉国際穀物科学シンポジウム」 日清製粉は16日、「第二回日清製粉国際穀物科学シンポジウム」をオンライン形式で開催した。顧客の小麦粉二次加工における課題解決を目的に実施。パデュー大学教授のSenay Simsek博士、京都大学生存圏…続きを読む
-
日清製粉国際穀物科学シンポジウム:日清製粉・山田貴夫社長 小麦粉二次加工の課…
粉類 特集 2022.11.28◇日清製粉・山田貴夫取締役社長 ●健康機能性で研究開発 近年、食品業界を取り巻く環境は人口減、少子高齢化などの構造的な変化による国内市場の縮小に加えて、2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大が大きな需要の変動をもたらし、ますます厳しさを増して…続きを読む
-
日清製粉国際穀物科学シンポジウム:米国パデュー大学・Senay Simsek…
粉類 特集 2022.11.28「小麦食物繊維の栄養機能性と製パン、製麺、製菓における利用の課題」 ●技術課題克服へ研究必要 食物繊維は食事において重要な成分であり、小腸では消化・吸収されず、大腸で部分的に、または完全に発酵する食用植物の一部と定義されている。食物繊維を摂取する…続きを読む
-
日清製粉国際穀物科学シンポジウム:京都大学生存圏研究所・松村康生博士
粉類 特集 2022.11.28「製菓品とパスタ・麺における品質変化 -構造観察と分子論的考察-」 ●品質評価・改善に貢献期待 小麦粉は多様な形態の食品の製造に用いられる極めて汎用(はんよう)性の高い食材である。一般的に製パンには強力粉、うどんなどの麺類には中力粉が用いられるが…続きを読む
-
日清製粉国際穀物科学シンポジウム:米国カンザス州立大学・Yong-Cheng…
粉類 特集 2022.11.28「小麦澱粉が麺の品質に及ぼす影響と加工澱粉による品質の改善」 ●優れた栄養特性有する麺も 小麦粉の麺は、アジアで人気の食材である。小麦粉に含まれるタンパク質、澱粉、色素および酵素が麺の品質を大きく決定づける。タンパク質の量および質は吸水、シーティ…続きを読む
-
日清製粉国際穀物科学シンポジウム:日本パン技術研究所・井上好文博士
粉類 特集 2022.11.28「製パンにおける穀物科学 -気泡とグルテン凝集物の目で捉える-」 ●変化と原因、容易に把握へ パンには多種多様なタイプがあり、タイプごとにおいしさが大きく異なる。また、同一タイプのパンでも製パン方法によっておいしさ、特に食感が顕著に異なる。製パン…続きを読む