加工ごま特集
22年の加工ごま市場は、業務用は回復傾向にあるが量販店向けが若干落ち込んだ。観光地の土産物屋向けやデパート向けが回復してきたが、外食向けは厳しいままだ。トータル売上げは前年比微増の企業が多い見込み。市販用は売上げが減少推移だったが、後半の値上げによって前年並み、外食・業務用、加工用は一部値上げもあり売上げが増加しているところもあるが、完全回復と呼べるまでには至っていない。原材料のほか、光熱費などインフラ代高騰の影響も出ている。原料価格の上昇、為替の急激な円安進行により、各社とも数回にわたる価格改定を実施している。(三井伶子)
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◆加工ごま特集:苦戦する売れ筋価格帯 レシピ開発・価値訴求急務
農産乾物 特集 2022.12.2322年の加工ごま市場は、業務用は回復傾向にあるが量販店向けが若干落ち込んだ。観光地の土産物屋向けやデパート向けが回復してきたが、外食向けは厳しいままだ。トータル売上げは前年比微増の企業が多い見込み。市販用は売上げが減少推移だったが、後半の値上げによっ…続きを読む
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加工ごま特集:原料事情
農産乾物 特集 2022.12.23●白ごま 相場上昇で中国を注視 白ごまは12月初旬に実施された韓国のテンダーで、約1700~1900ドル弱の高値での落札となり、中国におけるゼロコロナ政策の規制緩和、インドにおける買い付け需要と相まって相場は上昇傾向。ただし、中国の規制緩和はその後…続きを読む
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加工ごま特集:全国胡麻加工組合 11月5日は「ごまの日」取組み磨き上げる
農産乾物 特集 2022.12.23●ドミノピザと限定コラボ展開 全国胡麻加工組合は17年に11月5日を「ごまの日」に制定し、ごまの普及や啓発に向けた取組みを活発に行っている。毎年、全国の食品スーパーなどで行っている販促・啓発活動に加え、昨年からはインスタグラムでの組合加盟社によるご…続きを読む
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加工ごま特集:かどや製油 ごまの魅力を多角的に発信
農産乾物 特集 2022.12.23“ごまの総合メーカー”で知られるかどや製油は、食品ごまでもトップシェアを保有。家庭用・業務用で多岐にわたる製品を提案しているほか、ごまの魅力を多角的に発信し、市場全体の活性化を図る施策を展開。「ごまで、世界をしあわせに」を掲げる企業として市場をけん引…続きを読む
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加工ごま特集:カタギ食品 “習慣”をキーワードに
農産乾物 特集 2022.12.23カタギ食品は家庭用市場を中心に有機ごま、金ごま、セサミン高含有品種を使った「セサミンリッチ」などの原料特徴のある商品や、多様な形態の練りごま商品を強みとする老舗メーカー。かどや製油グループとして、食品ごま市場でトップシェアを誇る。同社では重点商品とし…続きを読む
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加工ごま特集:真誠 堅調な外食向け業務用
農産乾物 特集 2022.12.23真誠の今期(22年12月期)売上高は、前年比5%増で着地する見込みだ。4月に業務用製品、11月に家庭用製品を値上げしている点が売上げ増に寄与した。また、業務用の外食向けが順調に推移していることに加え、企業ごとに濃淡はあるもののメーカー向け加工用製品も…続きを読む
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加工ごま特集:みたけ食品工業 グループシナジー発揮
農産乾物 特集 2022.12.23みたけ食品工業の22年11月期のごま販売実績は金額・数量ともに前年比微増で着地した。コロナ禍で伸びた有機製品などが引き続き好調を維持。業務用は学校給食、土産物、外食向けが回復した。 今期はグループ会社である豊年屋と連携し、練りごまをはじめとした付加…続きを読む
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加工ごま特集:豊年屋 国産ごま強化に取り組む
農産乾物 特集 2022.12.23地元・長野県産をはじめ、国産ごまの提案強化に取り組む豊年屋。 高橋卓哉社長は、「夏以降の需要回復で売上げは順調に推移しているが、原材料費など製造コストの上昇で収益は追い付かない状況」と話し、「付加価値型商品のさらなる拡充で、収益基盤を整えていききた…続きを読む
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加工ごま特集:ゴマヤ 1~11月は23%増 輸出が好調
農産乾物 特集 2022.12.23ゴマヤの22年1~11月ごま販売状況は、前年比23%増で推移している。10月だけ前年割れだったが、1~9月、11月は前年超えとなった。ただ、コロナ前との比較では13%減となり、完全回復までは至っていない。 飲食業や宿泊業は利用者数が回復してきている…続きを読む
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加工ごま特集:マコト ボトル入り味付きごま発売 輸出対応に変更
農産乾物 特集 2022.12.23マコトの今期(22年3~10月)売上げは、前年並みで推移している。コロナ禍で低迷していた業務用は、上向き傾向にある。家庭用は、巣ごもり需要が落ち着きコロナ前の水準に戻っている。 20年からジェトロの支援を得て、輸出への取組みを本格化。コロナ禍で海外…続きを読む