寒天特集2023
400年近い歴史を持つ寒天。最新の工場設備で製造される粉末寒天やフレーク寒天、昔ながらの冬季天然製造がメーンの角(棒)寒天、細(糸)寒天に分けられ、豊富な食物繊維による健康機能性や物性開発の進展が切り開く新市場など、伝統と先進性を兼ね備えた多彩な価値を持つ。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大から、およそ3年半。需要の大きなウエートを占める和菓子原料などを中心に、寒天市場も大きなダメージを負ってきたが、今春から鮮明になった社会経済活動の“ウイズコロナ”シフトで、ようやくの回復基調をみせている。(長野支局長=西澤貴寛)
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◆寒天特集:食の変化とらえ需要創出へ
水産乾物・塩蔵他 特集 2023.07.19400年近い歴史を持つ寒天。最新の工場設備で製造される粉末寒天やフレーク寒天、昔ながらの冬季天然製造がメーンの角(棒)寒天、細(糸)寒天に分けられ、豊富な食物繊維による健康機能性や物性開発の進展が切り開く新市場など、伝統と先進性を兼ね備えた多彩な価値…続きを読む
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寒天特集:伊那食品工業 地元新入園児に寒天ゼリー贈る
水産乾物・塩蔵他 特集 2023.07.19伊那食品工業は4月14日、地元伊那市の保育園、幼稚園にこの春入園した全園児487人に、寒天ゼリー製品「カップゼリー80℃」などをプレゼントした。 贈呈式を行った西春近南保育園では、14人の新入園児一人一人に同社の塚越亮専務が「おめでとう」と声を掛け…続きを読む
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寒天特集:岐阜県寒天水産工業組合 第68回展示品評会 高校生が商品開発
水産乾物・塩蔵他 特集 2023.07.19岐阜県寒天水産工業組合は5月19日、第68回岐阜県寒天展示品評会を同県恵那市山岡町の山岡農村環境改善センターで開催した。今年は岐阜県立中津商業高等学校会計コースの高校生が、菊芋の生産から手掛け、菊芋と寒天入り腸活ジュレを開発、販売したことを発表した。…続きを読む
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寒天特集:森田商店・森田尚宏社長 テングサ、成長期に海水温上昇を期待
水産乾物・塩蔵他 特集 2023.07.19寒天の原料となるテングサ。その動向に注目が集まる中、森田商店の森田尚宏社長に現状などを聞いた。(西川昌彦) --2022年の概況は。 森田 2022年の国内テングサ入札会は、3月10日の静岡県第1回入札会から始まり、11月17日の東京都第2回入札…続きを読む
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寒天特集:原料動向 22年原藻輸入量は1513t 前年比31.3%増 物流回…
水産乾物・塩蔵他 特集 2023.07.19財務省貿易統計によると、22年の寒天用原藻(紅藻類テングサ科)輸入量は1513tで、21年を31.3%上回った。海藻を下処理した原藻は長期保存が可能なため、手当てと消化のタイミングがそれほど連動しておらず、輸入量と実際の製造量、需要の増減に相関性は低…続きを読む
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寒天特集:伊那食品工業 新食感の可能性追求 「ウルトラ寒天」海外でも高評価
水産乾物・塩蔵他 特集 2023.07.19寒天で世界をリードするトップ企業、伊那食品工業。研究開発企業として、常に新たな市場に挑戦している。「寒天で表現できる食感、口当たりは、まだまだ開発の余地がある」と塚越英弘社長。ニーズの多様化をチャンスととらえ、需要創出を目指す構えだ。 今期は、業務…続きを読む