今日は何の日

12月17日。今日は飛行機の日

1903年12月17日、ライト兄弟が飛行機の初飛行に成功した。

粉類 今日のキーワード: チーズ

飛行機製作のために生産が減ったチーズ

日本でチーズを生産した記録は、1921(大正10)年に始まる。当時の国内生産量はわずかに8 tで、輸入44tを合わせても52 tであった。1925から1927年の 国内での総消費量は63~68tで、1人当たりに換算すると年間1 gであった。

国内生産量は1930(昭和5)年に19t、1935年に104t、1940 年に262tに達した。当時、国内市場にチーズを供給したのは北海道札幌市の出納牧場(アメリカ式酪農を学び、実践した牧場) とトラビスト修道院(北海道渡島当別)であった。また、アメリカ、カナダからチェダーチーズ、オランダからエダム、ゴーダなどのチーズが輸入された。

1941(昭和16)年、太平洋戦争が始まるとともに、軍需品としてのカゼイン(木製飛行機製作用の接着剤)の生産や練乳、粉乳の増産のためチーズの生産は激減した。敗戦の年の1945(昭和20)年は87tにまで生産が落ち込んだ。それから10年後の1955年には 1,209tと急激に生産が回復し、日本の食生活になじみにくかったチーズも徐々に取り入れられていったことがうかがえる。

(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:林 弘通 ))

「トロピカーナ」値上げ=原料の果物など高騰―キリンビバレッジ【時事通信速報】
2025.10.17
コメ増産・維持、10年後は6割に=5年後の約8割から減少―農家の意向調査【時…
2025.10.17
歳暮用ビール一部販売中止=サントリーとサッポロ、アサヒ障害で【時事通信速報】
2025.10.17
宝酒造、清酒全品値上げ=原料米高騰、来年2月から【時事通信速報】
2025.10.17
コメ価格、4週連続下落=4000円台の高値水準続く―農水省【時事通信速報】
2025.10.17

特設ページ

日本災害食アワード2026
企業にのぞむパーパス経営
食品業界人のための3分で分かる改正農業基本法

イベント

動画配信フードジャーナル

日食フードジャーナル