1月25日。今日はホットケーキの日
1月25日は森永製菓株式会社が制定したホットケーキの日。日付は1902年(明治35年)1月25日に旭川気象台で日本の観測史上最低気温(-41.0℃)が記録されたことに由来。寒くなるこの時期にホットケーキを食べて温まってほしいという願いが込められている。
プレミックスが販売され、子供のおやつとして定着したホットケーキ
1931(昭和6)年に、ホーム食品が発売した商標名「ホームラック」商品名「ホットケーキの素(無糖)」がプレミックス第1号である。その後、第二次世界大戦で異常な食糧危機になるが、1952(昭和27)年、小麦粉が間接統制に移行されたことにともない、ホーム食品が「ホットケーキの素」を再販売、1953年にオリエンタル酵母、1956〜57年に森永製菓、昭和産業、1959年に明治製菓が発売した。1962~64年にかけて、富士製粉 東京製粉、日清フーズ、鳥越製粉、千葉製粉、井村屋製菓、ハウス食品、雪印食品、前田産業、 ニップン食糧など、合計で20 社近くがホットケーキ市場に参入した。当時のものは、「ホットケーキの素」とよばれる加糖プレミックスが多く、安い、便利、 手軽の三拍子揃った子供のおやつとして確実に定着した。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:日本プレミックス協会 秦 英世))