3月6日。今日はガーナの独立記念日
3月6日はガーナの独立記念日。1957年3月6日にイギリスより独立した。ガーナの主産物はカカオ豆である。
高温多湿な地域で栽培されるカカオ豆
「ココア」や「チョコレート」 の主原料のカカオ豆は、カカオの木の果実(ココアポッドという) のなかにある種子である。
カカオの木は、学名はテオブロマ・カカオといい、赤道の南北緯 20度以内、平均気温27℃、高温多湿な地域で栽培される。現在の主産地は、西アフリカ、中南米、東南アジアである。
カカオの木は成長すると、高さ7~10m、幹の太さは10~20cmになる。
小さな花が年中、幹や枝に咲き、その一部が開花後6カ月でカカオポッドとよばれる実を結ぶ。カカオポッドは、長さ20cmくらいのラグビーボール状で、厚さ約1cmの外皮に覆われている。そのなかにパルプとよばれる白く甘い果肉に 包まれて30~40粒の種、すなわちカカオ豆が入っている。
カカオ豆は、カカオポッドから取り出され、バナナの葉に包んだり、木箱のなかに入れて(栽培地域により異なる)発酵させた後、天日乾燥される。輸出は、一部にバルク輸送も始まっているが、ジュート麻袋入りが主流である。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:日本チョコレート・ココア協会 ))