4月11日。今日はリバス戦勝記念日
4月11日はリバス戦勝記念日というコスタリカの祝日である。1856年4月11日に第二次リバスの戦いでコスタリカ軍がニカラグア軍に勝利したことを記念してする。
コスタリカでも生産されるマカデミアナッツ
1858年にブリスベン市植物園の責任者ウォーター・ヒルは、原住民少年がマカデミアナッツを食べて病気にならなかったのを見て原住民以外で初めてマカデミアナッツを食べたといわれている。
1860年代にブリスベン南部に住むアボリジニの長老、キング・ ジャッキーが部族でマカデミアを集めては移住者に商売をした最初のマカデミアの商売人として記録されている。もっぱら薬用や化粧用としての取引だった。
食用を目的として栽培されるようになったのは19世紀の始めといわれている。
1866年にトム・ペトリーはアボリジニから種をもらいペトリー近くで栽培した。最初の商業的マカダミアナッツ農園は1882 年にチャールズ・スタッフがリズモア郊外に開いた。そしてイギリス人によってオーストラリアからヨーロッパ南部やスリランカに伝えられた。
1892年にはハワイへも伝わり大々的に栽培されるようになった。1910年にはハワイ農業試験 場がハワイ島コナ地区においてコーヒーの保管作物としてマカデミアの栽培を推奨した。1922 年にアーネスト・ヴァン・タッセルがハワイ・マカデミアナッツ会社を設立しマカデミアナッツ農園を始め、1931年にはマカデミアナッツ加工工場を創業した。
1930年代後半にマカデミアの接木が成功し大規模植林への道が開けた。1946年にハワイで大規模農園が始まっている。1950年頃にマウイ島に住む日系人の M.タキタニ氏がチョコレートとマカダミアナッツをミックスすることを考えた。一方オーストラリアでも1950年頃から本格的に産業として栄え始めた。
1997年にはオーストラリアの収穫量がアメリカ合衆国(ハワイ州)の生産量を抜き、世界の約40%を生産している。オーストラリアとアメリカ合衆国以外でマカデミアが栽培されているのは、南アフリカ共和国、ブラジル、コスタリカ、ケニヤ、ニュージーランド、グァテマラ、 中国などである。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:日本ナッツ協会 中島洋人))