パン粉特集2024

◆パン粉特集:業務用回復 家庭用PB拡大へ 粉価改定でパン粉据え置き

小麦加工 2024.07.05 12784号 08面
手間がかかるイメージがあるフライ調理だが、ほかの料理と比べてもタイムパフォーマンスで劣ることはない

手間がかかるイメージがあるフライ調理だが、ほかの料理と比べてもタイムパフォーマンスで劣ることはない

パン粉生産量の推移

パン粉生産量の推移

 2023年のパン粉市場は、冷食向けがやや上向きに、外食向けは飲食店が回復するも新型コロナウイルス感染症の大流行前には届かず、家庭用はより安価傾向が進む。食用油の高騰で自宅でパン粉を使って揚げ物を調理する機会が減少。原材料のほか副原料、資材、動燃料、運賃の上昇などからメーカーは複数回にわたって価格改定を行ってきたが、改定後もジリジリとコスト上昇が続く。家庭用のPB品の拡大傾向が続き、業界は適正な利潤が取れない。4月の麦価改定を受け、製粉各社は7月から強力系を25kg当たり30

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